文春文庫 2006年発行
「シリウスの道」 上
『大手広告代理店・東邦広告に勤める辰村祐介には、
明子、勝哉という2人の幼馴染がいた。
この3人の間には、決して人には言えない、
ある秘密があった。その過去が25年の月日を経た今、
何者かによって察知された・・・。
緊迫した18億円の広告コンペの内幕を主軸に展開する
ビジネス・ハードボイルドの決定版ここに登場!』
「シリウスの道」下
『新規クライアントの広告コンペに向け、
辰村や戸塚らは全力を傾注する。そんな中、
3通目の脅迫状が明子の夫の許に届いた。
そして勝哉らしき人物が上野近辺にいることを
突き止めた辰村は、ついに行動を起こす!
広告業界の熾烈な競争と、
男たちの矜持を描くビジネス・ハードボイルドの結末は?』
なかなか広告の仕事を知る事がなかったので
面白かったです
そこに25年前の出来事が絡んできたり
幾つものトラブルがあり最後まで飽きることなく
読み切りました(*^▽^*)
普通過去の話を書く時は
数ページ書いて現代に戻って
又間に数ページと
小出しになるのですが
この本は約70ページ続けて
描かれていて読みやすかったです
以前にドラマで観たのですが
何か印象が違うと思って
DVDを借りて観てみたら
肝心の絵の設定が違っていたり
明子・勝哉の設定が全然変わっていて
驚きとショックでした
原作の方が好きですね