「吐きたいほど愛してる。」新堂冬樹
新潮文庫 平成19年発行
『愛、それは気高く美しきもの。
そして、この世で最も恐ろしいもの。
毒島半蔵の歪んだ妄想が、
この世を地獄へと塗り替える。
虚ろな心を抱える吉美が、
浮気を続ける亭主に狂気をぶつける。
傷を負い言葉を失った、薄幸の美少女・まゆか。
実の娘に虐待され続けている、寝たきり老人・英吉。
暴風のような愛情が、人びとを壊してゆく!
新堂冬樹にしか描けなかった、暗黒純愛小説集。』
「これからお食事にかかろうとしている人、
あるいは食事中か、食後間もない人、
本書には過激な描写が出てきます。
時間を充分あけてから、改めてお読みください。」
:解説より引用
と注意書きが必要なそんな本です
「半蔵の黒子」の半蔵の酷すぎる勘違いと虫を使った料理の気持ち悪さ
「お鈴が来る」は精神を病んだ妻と夫の話ですがこれもゴキブリを食べたりして
気持ち悪いし
「まゆかの恋慕」は少し変わった同居生活ですが最後は無残でした
「英吉の部屋」は娘夫婦に虐待されていた栄吉が昔娘に酷いことをしていたのを
自分では愛情だと勘違いしていて最後には・・・
全編に気持ち悪さだけが引き立ち読後は何も残らなかったです