「朝霧」 北村薫 創元推理文庫
2004年発行
『前作「六の宮の姫君」で着手した卒業論文を書き上げ、
巣立ちの時を迎えたヒロインは、
出版社の編集者として社会人生活のスタートを切る。
新たな抒情詩を奏でていく中で、
巡りあわせの妙に打たれ暫し呆然とする<私>。
その様子に読み手は、従前の物語に
織り込まれてきた糸の緊密さに
陶然とする自分自身を見る想いがするだろう。
幕切れの寥亮たる余韻は
次回作へ橋を懸けずにはいない。』
今回は俳句が主で少し分かりづらく
謎解きも今回は弱かった気がします
普通に<私>の日記みたいでした