「深紅」 野沢 尚 放談社文庫
2003年発行
『父と母、幼い二人の弟の遺体は顔を砕かれていた。
秋葉家を襲った一家惨殺事件。
修学旅行でひとり生き残った奏子は、
癒しがたい傷を負ったまま大学生に成長する。
父に恨みを抱きハンマーを振るった加害者にも
同じ年の娘がいたことを知る。
正体を隠し、奏子は彼女に会うが!?
吉川英治文学新人賞受賞の衝撃作。』
映画を観て気になっていたのですがやっと読みました、
映像では伝わらなかった部分が
沢山あって被害者遺族と加害者の家族の深い傷、
後に残った人達の罪と罰をずーっと
受け継いでいかなければならないのかと
二人の女性の葛藤がよく分かりました