「ダック・コール」 稲見 一良 ハヤカワ文庫
『石に鳥の絵を描く不思議な男に河原で出会った青年は、
微唾むうち鳥と男たちについて六つの夢を見る・・・
絶滅する鳥たち、
少年のパチンコ名人と中年男の密猟の冒険、
脱獄犯囚を追っての山中のマンハント、
人と鳥と亀との漂流 、
デゴイと少年の友情などを。
ブラッドベリの「刺青の男」いヒントをえた、
ハードボイルドと幻想が交差する異色作品集。
”まれに見る美しさを持った小説”と絶賛された
第四回山本周五郎賞受賞作。』
普段推理小説ばっかり読んでいるので
とても新鮮な感じがしました
「パッセンジャー」ではリョコウバトを題材にした物語です
「ホイッパーウィル」は囚人を追いかける物語で
ラストが好きです
「密猟志願」が少年と中年男の不思議な師弟関係で
スリルがあって一番好きです
あと「波の枕」は童話のようなお話で良かったです
「デゴイとブンタ」はラストより
もっと前半にあった方が良かったと思います
あと「○○った」「○○た」と言う言葉が
多くて少し読みにくかった(ノ_-。)