「秋の花」北村 薫 『絵に描いたような幼なじみの真理子と利恵を苛酷な運命が待ち受けていた。 ひとりが召され、ひとりは抜け殻と化したように憔悴の度を加えていく。 文化祭準備中の事故と処理された女子高生の墜落死-親友は喪った傷心の 利恵を案じ、ふたりの先輩である《私》は事件の核心に迫ろうとするが、 疑心暗鬼を生ずるばかり。考えあぐねて円柴さんに打ち明けた日、 利恵がいなくなった・・・・・』 事故と処理された転落死の意外な真実に胸が痛みました。 伏線が良く効いてて読み応えのある作品でした。