『泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。
父に自殺された青年は神に憧れる。
女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。
職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。
幕間には歩くバラバラ死体登場-。
並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、
その果てに待つ意外な未来。
不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。
功緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。』
「ゴールデンステンバー」の作者でもあるのと
表紙と題名にひかれて買ってみました。
面白かったですよ
違った場所で起きた出来事がだんだん
繋がって行く過程が気になりどんどん読んでしまいました。
しかし北森鴻ファンとしては先に「共犯マジック」を
読んでしまったので、私は「共犯マジック」の
方が複雑で面白かったです。
「ラッシュライフ」も多数の登場人物が出て来るので最初メモして
一覧表を作ろうかと思ったのですが
文書の初めにイラストがあり随分親切に分かりやすく
なっていたので迷う事なく読み進めることが出来ました。
「共犯マジック」より先に読んでたらもっと面白かったのかもしれません。