『明治三年。脱疽のため右足に続き左足を切断した
名女形、澤村田之助の復帰舞台に江戸は沸いた。
ところが、その公演中に主治医が惨殺され、
さらには、狂画師・河鍋狂斎が描いた一枚の
幽霊画が新たな殺人を引き起こす。
戯作者河竹新七の弟子・峯は捜査に乗りだすが、
事件の裏には歌舞伎界の根底をゆるがす
呪われた秘密が隠されていた・・・・・。
第六回鮎川拓也賞を受賞したデビュー表題作に、
その原型となった短編「狂斎幽霊画孝」を併せて収録。
気鋭の原点とも言うべき傑作時代ミステリ。』
こないだの「ブレイブ・ストーリー」の現代・幻界から
明治時代の歌舞伎の本を読んでしまい(私の失敗ですが)
最初ギャップで読みにくかったけど
やはり相性の良い北森 鴻先生の作品で
どんどん引き込まれて行きました!
芝居のからくりも良かったけど
物語のカラクリも好きですね。
ただ原作の「狂斎幽霊画孝」の収録は・・・?