『このごろ都にはやるもの、
勧誘、貧乏、一目惚れ。
葵祭りの帰り道、ふと渡されたビラ一枚。
腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、
出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。
このごろ都にはやるもの、
協定、合戦、片思い。
祇園祭の宵山に、待ち構えるのは、いざ「ホルモー」。
「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。
戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。
恋に、戦に、チョンマゲに、
若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。
京都の街に巻き起こる、疾風怒濤の狂乱絵巻。
都大路に鳴り響く、伝統誕生のファンファーレ。
前代未聞の娯楽大作、基盤の目をした夢芝居。
「鴨川ホルモー」ここにあり!! 』
こういう本大好物です。
とっても面白かった!
「はじめに」の数ページで引き込まれてた。
一番好きな所は「吉田代替えの儀」で
小林亜星氏のCMソング「レナウン」?を
歌う場面で思わず吹き出してしまった。
万城目学氏とは相性が良いようです。
他の作品も是非読みたいと思いました。