食わず嫌いは、よくない

第一印象で偏見を持ってはいけない
あ、それは違う種類の話だった

食わず嫌いも、読まず嫌いもいけない
っていうか、ソンするよね~ということが
言いたいだけなのだ

今回は、ズバリ三浦しをん
この作家を読まず嫌いだったことを後悔した

「少女マンガ」のイメージがあって避けていたんだが、
この人は、こんな文章を書く人だったのか!
と初めて読んでビックリした

その名も『ビロウな話で恐縮です日記』
このへんちくりんなタイトルも気に入って買った
(尾籠な話で恐縮…とは三島由紀夫の言葉
へんちくりんなんて言ってごめんよ、三島センセ)

三浦しをんに注目するきっかけになったのは、
本読みの友人Aの
「最近、三浦しをんにハマってる」発言だ

彼女は非常に多読であって、
「面白い」と薦めてくれた本が
つまらなかったためしがないという、
本の猛者である

そのせいで、今までまったく!!!!!!!!!
読むつもりなどなかった三浦しをんが
俄然気になったのだ

読んだよ、『ビロウ』
お~も~し~れ~!

鋭い観察眼、クリアな評論、
そこかしこに漂うオモシロ、
そこはかとなく漂う厭世観などなど
亡きナンシー関先生を彷彿とさせるな

ただ、ナンシー関があくまでもコラムニストだったのに対し、
三浦しをんはやっぱズバビンと作家である

「こんな夢を見た」と題される一連の夢日記シリーズを読むと、
(夢十夜ファンにはこのタイトルもうれしい)
自分が見た夢をここまで物語のように書けるものかと驚く

が、作家だからこそ、なんてことない夢を
ものすごいドラマティックに脳内で書き換えちゃってる
可能性はあるな~とも思っている

たまに、ちょっと照れるぐらい叙情的な部分もあるが、
そんなのぜんぜん許容範囲だ

久々にオモシロを見つけて大はしゃぎだけれども、
まだエッセイ(日記?)しか読んでないので油断は禁物

次は小説に挑戦するぞ!

<注意>
『ビロウ』を読もうと思った方へ

たまに強烈に「ブッ」と吹き出してしまうほど
オモシロい表現があるので
電車で読むことは薦めません
周囲に変な人だと思われますよ

ビロウな話で恐縮です日記/三浦 しをん
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いつも思うんだが、
突然に出現する外来語を
「わかんないほうがバカ」という
上から目線の位置づけにするのはやめてほしい

ある日、突然使われるようになる外来語

メセナ スキーム デフォルト …

エコとかロハスとか、
しまいにゃ エコ・リュクス とか
意味わからんねん!

省エネって言え!
そんで省エネスーツ着たらええねん!

…と、エセ関西弁で怒るぐらい
なんだか腹立たしい気持ちになっている

そもそも、言葉っていうのは
人に伝えるためのものだろう

それなのに、老若男女に伝わらない言葉を使ってどうする?

横文字=カッコいい という思想が
なくなればいいのにな~と昔から思っているが、
これがなかなかどうにもならん

いつまで敗戦国気分でいるんだ!

なんて熱く語ると小林よしのりと間違われそうなので、
それは置いといて…

え~と、つまり右派の論理を展開したいのではなく、
つまり

わかりやすい言葉を使ってほしい! ってことだ
日本語はとても美しい言葉なのに、もったいない!

認知度の低い言葉を突然に発しながら、
「既知のもの」として周囲に押し付ける姿勢は
外来語もギャル語も変わんないぞ

ムズい外来語=ギャル語
この認識を広めたら、
みな恥ずかしくて外来語使えなくなると思うんだが、どうだろうか
「このマンガ家を読め」と思う
お気に入りはたくさんいるんだが、
近頃、「あんた天才や!」と絶賛しているのは

東村アキコ

愛読誌『モーニング』で連載されている
「ひまわりっ!~健一レジェンド~」にハマっている

めちゃめちゃツボで、ツボすぎるあまり
「ドツボです!」と口走りそうなほど、
中年マイ・ハートをワシづかみされている!

同世代なだけに
ネタの選び方や言葉の遣い方が
ピンポイントで胸に突き刺さる

主人公・アキコの会社の先輩である
猿渡副主任(40代独女)は
「ずっと秘密にしてたけど…私、アル中だったんだよ」とつぶやく

衝撃を受けるアキコ

そう、副主任はアル中…
アルフィー中毒だったのだ!

ダハハハハ!

これ、30代以上じゃないと笑えないよ

確かに、アル中、多かったもんな
しかも、副主任みたいな濃ゆいタイプの子が
熱烈ファンになってるパターンが多かった!

そんな面白みもわからんだろー、
20代のヤングどもめ!
と、勝手に溜飲を下げる楽しさも
密かに味わっている

彼女の近作で気になるのが
『ママはテンパリスト』なる子育てマンガ

こういうエッセイマンガは
どうしてもぬるくなりがちで
ほのぼのはするけれども
笑いのレベルでは低め、ということが多かった

んが!
そこは天才、東村アキコ

育児マンガでありながら
子育てなんぞしたこともない
我ら独身者を大爆笑させてくれる

2歳になるのにおっぱい好きで
エロビームすら漂わせた一人息子、ごっちゃん

彼を鶴光のようにしないための作戦…
その名も
「ゴルゴ13 断乳大作戦~鶴光にならないで~」
(この作戦名だけで思わず吹き出しそうに!)

おっぱいにゴルゴを書いて
ごっちゃんを怖がらせようという姑息な手段だったが
この作戦は、ごっちゃんの「目をつぶる」という
対抗策の前にあえなく失敗に終わる…

行け行けアキコ!
今日も、ごっちゃんと戦うのだ!
そして読者を笑わせてくれ

そんな天才、東村アキコの紹介でした

<後日談>
作者情報を得ようと思って公式HPを見たら
この人、もんのすげー美人でやんの

この顔で、あのギャグか…

やはり、あなどれない東村アキコ


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