自分の中で美しく、そして納得のいくような
モノクロ写真を仕上げるために
被写体は問題ではないと思います。
なぜなら、モノクロの美しさは
被写体そのものにあるのではなく
その被写体の光と影、そして角度によって
淡々と生み出されるからです。
今回は、病院にあった年代モノのラジオを
異なる角度から撮影してみました。
どちらも人間の視点から見やすい角度で
撮影されておりますが
ちょっと角度が異なるだけで
光と影の入り方がまったく違い、
表情もまたちょっと違うように伺えます。
上の写真は明るい表情をしており
下の写真はちょっと凛とした表情を。
被写体にこだわらず
モノクロのトーンを楽しんでいたいものです。