【KaLeIdOsCoPe 1/2 未完成に告ぐ】 | 伝説の終焉

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【前回のお話】
http://ameblo.jp/csd/entry-11745397283.html

【KaLeIdOsCoPe 1/2】

地底をドンドン進んでいくと、遥か下に街が見えるところまできた。

更に進むと行き止まりで、周囲を見渡した。

「下へ梯子を使って降りろ」と悪魔のベロ(舌)が描かれた標識(看板)があったので

下に行こうとすると、梯子らしきものは何もなく

どうやって進もうかなぁーと悩んでいると

後ろからトントンと背中を叩かれた。


「振り返るな!振り返ると命を落すことになる」


という声が脳内で響いたので、振り返らないでいると


「そうだそうだ!それでいい!それでいいんだ!」


なんだか聞いたことのある声だなぁー

あっ!これは、じいさんの声だ!


じいさん!


と、振り返った次の瞬間!!


僕は意識がなくなった・・・



それからどれくらい時間が経ったのかはわからないけど

意識を取り戻すと、僕は下に降りていて

さっきまで上で見えていた街が目の前に広がっていた。


あの声は間違いなく僕のじいさん・・・そう。今は病院で倒れているはずの。


頭の中を整理しようとしても上手く整理できなかったので

とりあえず街に向かって、そこで落ち着いて考えることにしようと思った。




街の入り口には、鬼みたいなコスプレをした人が立っていて話しかけてみた


「あの、すみません!」


「ここは、地獄の一丁目だよ!」


「えっと!すいません!そーゆう名前なんですかここ!」


「ここは、地獄の一丁目だよ!」


「いや、えっと、あのー」


「ここは、地獄の一丁目だよ!」


まるでゲームのRPG(ロールプレイングゲーム)の設定された台詞を

吐くように同じ台詞を何度も何度も吐くだけだった



鬼のコスプレをした人を無視して、街に一歩足を踏み入れると

ビービー侵入者あり!ビービー侵入者あり!


と、けたたましいサイレン音が鳴り、

たちまちこの世のモノとは思えない、オゾマシイ悪魔のようなヤツ等が僕を取り囲んだ


僕は成すがままされるがまま彼らの拘束され

数十分歩かされた後に部屋に押し込まれた。


部屋には、他にも拘束された人たちがいたんだけど

ほとんど、人という形ではなく、悪魔、獣、妖怪

といったような雰囲気の、どこかこの世のモノとは思えないヤツ等ばかりだった


ボタボタと何か得体の知れないものを床に垂らしている男が僕に話しかけてきた


「あんた、なにをやらかしたんだい?」


僕は恐怖に怯えてすぐにしゃべることが出来なかったが、次の瞬間・・・・