トゥルルルルルル♪
ガチャ!
「はい!」
「ワタシだ!魔王だ!」
「えっと・・・誰ですか」
「あぁーすまん。えっと、ソノベさんのお宅だよね」
「えぇーはい!僕はソノベですが」
「そうか!わたしだ!魔王だ!」
「えぇっ!!(←マスオさんぽく)」
「ソノベさんだけに言っておくよ」
「な、なんですか急に!!!」
「これから2時間22分後に、地球を吹き飛ばす!」
「えぇーっと、なんのイタズラなんですかこれ!怒りますよ僕!」
「イタズラでもなんでもない、だってワタシは魔王だからな!フハハハ!」
「えぇーっと、じゃ、とりあえず地球を吹き飛ばすのがホントだとしてですね、なんで2時間22分後なんですか?」
「なんでって!そりゃー『2』が好きだからだ!!」
「2がお好なんですね・・・」
「うむ!2が好きなんだ!この気持ちはもう抑えらんないし、野球で例えるなら、消える魔球って感じってくらいだよ」
「その心は?」
「ミットにボールがおさまらないでしょう」
「よっ!座布団1枚!もしくは、倉木麻衣!タイ米!五穀米!」
「じゃ、そーゆうことで、ソノベさんには地球吹き飛ばす話伝えといたからー」
「えっと、魔王さんや!魔王さん!なんで、僕にその話を伝えたんだい!?」
「そうだなぁー簡単に言うと、魔王の気まぐれかなぁ!うん!春だから、なんとなくね!」
「そんな軽い気持ちで、地球吹き飛ばすんだー」
「いやーだって、伊達にあの世はみてねぇーぜ!だよ!」
「だよ!言われてもなぁ」
「じゃ!まっ2時間22分後にねー!乗り遅れちゃうから、またね^^」
「あっうん!またー」
僕は、どうせイタズラ電話だったんだと思い
普段の日常を過した。
2時間後くらいに、再び電話が鳴った
トゥルルルルルル♪
ガチャ!
「ワタシだ!魔王だ!」
「あぁーまた君かー」
「ソノベくん、率直に言おう」
「率直に言われる前に、疑問なんですけど、なんで僕の名前知ってるんですか?」
「魔王だからな!フハハハ!」
「えぇっ(マスオぽく)」
「まぁーいい!とりあえずソノベくんに言っておこう!」
「あんまりよくないんですが、なんですか?」
「うむ。ワタシは、地球行きの乗り物に遅れてしまった!すまない!!」
「えーっと、それじゃー地球を吹き飛ばし計画は、中止ってことですか?」
「あぁーついでに、行こうとしてたドンキーホーテ計画も中止だ」
「それどんな計画だったんですか?」
「なんでも揃う!」
「魔王って何買うんですか?」
「そうだね!主に変装グッズかな」
「何に使うんですか?」
「だいたいは、勇者さんのレベルがどれくらい上がったかどうかを調べる時の尾行の服装だったりかな」
「へぇー」
「いや、でも!ほら!たまにブランド商品も買うよ!」
「えぇーほんとですかー!」
「ウソついて、どうすんの!だって俺、魔王だよ!」
「説得力ないなー」
「えぇーじゃー舞おうか?」
「えっ・・・」
「いやーだからー魔王が舞おうか?」
「いや、いいです!お断りします」
「もぉ~ソノベは、いけずなんだからー!一緒にぱみゅぱみゅして騒ごう!騒ごう!」
「えぇーっと、もうそろそろ切ってもいいですか?」
「えっなに!なに切るの!電話切っちゃうのー!寂しくなるなぁ」
「こっちとしては、電話以上に、この奇妙な縁じたいを切りたいなぁーって♪」
「えーん!えーん!」
「どーる!どーる!」
「ぼくたち」
「わたしたちはー」
「きょう!」
「このがっこうをー」
「そつぎょうします!」
「お父さんお父さん、魔王が見えないの?」
「お母さんになんてことを言うんだ」
おしまい!