『第1羽』
「あなたとは、付き合えない!!!」
まるで、ベジータの連続エネルギー弾の様に僕の告白は意味を成さなかった。
ズンタッタ♪ズンタッタ♪
頭の中に住んでるいる妖精達が脳内で踊り出る。
脳内には、3 匹の妖精が住んでいる。
正確には、1匹だった妖精が2匹増えて3匹になったのだ!
なんでも増えた2匹は深刻な財政難のあおりを受けて自分達の住んでる市の市民税が大幅に増税してしまった
という理由で引っ越して来ただとか?
妖精界でも大変な経済事情なのだな・・・などと思っていると
妖精達は脳内で言う
赤い羽根を持つ妖精レッド「おまえにー」
青い羽根を持つ妖精ブルー「たりないー」
黄色い羽根を持つ妖精イエロー「ものはー」
「さようなら」
妖精達が一瞬にしてボカンと消える。
カッカッカッ
彼女のヒールの音が現実に戻ったことを脳に記憶させる。
2008年3月5日 に書いたものです byらいーむ