「シンデレラ」
昔々、あるところにとても貧乏で身寄りのない女の子がいました。
女の子の名前は、シンデレラと言いました。
シンデレラは、意地悪なおばさんの家で働くことになりました。
おばさんの家には、意地悪で、目が釣りあがり、超人のような娘が2人がいました。
シンデレラは、おばさんと娘達の陰湿なイジメに合いながらも成長していきました。
このイジメのことをシンデレラは、後の自伝の中でこーいっています
「きっと、おばさんとおばさんの娘達は、可愛さあまって憎さ100倍だったのよ」
と・・・。
そんなシンデレラが16歳の誕生日を迎えました。
「シンデレラ、シンデレラ、起きなさい。王様に会いに行かないといけない時間よ」
アリアハンから始まったシンデレラの冒険は、バラモス、ゾーマ、と次々にボスを倒し世界を平和に導いたのであった・・・。
話を戻そうか。
ある日お城で舞踏会が開かれるということになった。
当然おばの娘達は、おめかしをして、今見ると、少しおかしなドレスを上手に着こなし、やれ
「王子さまと踊るんだワン!」
だったり
「王子さまのハートを鷲掴みにしてやるんだニャン♪」
だの王子さまに気に入られようと相当な気合の入れようだった。
一方我らが主人公シンデレラは・・・死んでれら(プーン)
などと、くだらないことを書いてるヒマはなく!
我らがシンデレラは、困っていた。
小さい頃から踊りが大好きで、日本舞踊、クラシックバレエなど数々の踊りを学んできた私、シンデレラに見合う衣装がないのだ。
衣装がない!計られた!おねぇーさまの仕業ね!(心の声:後で100倍返しだわ)
しかし、舞踏会までは時間がなかった。
困った、ほんとうに困った。
サライでも歌おうか?
と思ったその時!!
まばゆい光と共に現れたのは!!!
「だ、だれだ!おまえは!」
「ふぉふぉふぉ!わしだよわし!」
「だ、だれだ!」
「アナログ放送は、2011年の7月24日までに終了します。 地デジはじまる!」
「く、くさなぎくん?」
「わしじゃよ!わし!」
「は、ばばあー!」
「オッス!オラ!ババア!」
「あのさぁーババアーおれ、どーしても王子を口説き落とさないといけないストーリーなんだよーなんかガラスの靴でも出してくんないかなぁー」
「ふぉふぉふぉ、わかった!それードーローン!!!」
なんとそこには、ガラスの靴が!
「ババアー!ありがとー!」
「シンデレラ、もうあまり時間がない!このカボチャの馬車に乗っていきなさい!」
ムシャムシャムシャムシャ!
「うめぇーーーー!!」
「これ、なにをやっておる!シンデレラ!」
「ババアー!さんきゅーカボチャ食べて、腹いっぱいになって、王子を口説いてこいってことだな!オラ!飛んでいってくる!じゃーなぁーババアー!」
ぴゅーーーーー
さて、舞踏会にやってきたシンデレラ!
「あれが、王子か!いっちょやってやるかー!」
王子に近づくシンデレラ!
「オス!オラ!シンデレラ!」
「し、しんでれら・・・な、なんて美しいんだ!」
パンパンパン
「おめぇー男だなぁーオラ!わかっつおー」
ボーンボーンボーン
12時の鐘の音が鳴る。
シンデレラの魔法が解けてしまう!
「わ、わらし・・・帰らないと・・・」
「まっておくれよ!シンデレラ!夜は、これからじゃないかぁー!ちゃんと、スペシャルなお部屋を用意してるんだ!そっち系は、無知だけど、シンデレラがしたいっていうならムチだって用意してあるんだ」
「そ、そうじゃないの・・・わたし・・・すいませーん」
走って逃げるシンデレラ!追う、王子、それを追う大臣、それを追う兵士。
とうとうシンデレラを見失ってしまった・・・
王子は、シンデラレが、走って逃げたときに脱げてしまったガラスの靴の匂いをかんだ・・・
いや、脱げてしまった・・・
あっシンデラレって誰だ!
うーんとー
シンデレラの脱げてしまったガラスの靴を手がかりにシンデレラを捜した。
国中の女が、ガラスの靴に足を通す。
おばさんの姉もガラスの靴に足を入れてみるが入らない。入らない。
200人余りの女がガラスの靴に足を入れたが入らなかった。
次の次の次がシンデレラの番だ。
「あぁーまた入らなかったか。」
「あぁーこっちも入らなかった。」
「おっ!おっ!うおぉーーー入ったーーー!入ったぞーーー!!」
シンデレラの前の人がピッタリ、ガラスの靴に入ったらしい。
シンデレラは、思った
「なんたることだ!私が、裕福になってこれまでの姉や叔母にやられた分を取り返すというストーリーのはずでは・・・」
ガラスの靴が入った女は、王子にも「あの時の女だ」と言われ、でめたし、でめたしの人生を送りましたとさ。
シンデレラは、相変わらず、ただ働きに近い仕事をさせられ、ろくでもない男と付き合い、ろくでもない人生を過ごしましたとさ。
以上うる覚え童話でした。