ボ～ン

渋谷。いつものように味けないべた～っとしたカンジが人を街を動かしている。

自動販売機の周り、壁に貼られたなんかのバンドのビラ、金切声をあげて溢れている街頭ビジョン、それを見上げながら行来すれ違う人々。ああああああ…どれもこれも、ただただ商業的にはめ込まれたような予定調和にヘドが出そうだ。

きらびやかでドロドロに頭の中から開放された建物や、見た事もないよな配色のインコを肩に乗せて歩いてるような奴や、下水道から出て来るおしゃれな女や、ビルの5階くらいまでの高さに有り得ないくらい山積みされて売られている知らないフルーツや、もっともっとイキまくったのが欲しい。そしてビシーッと決まった秩序と飛び散った無秩序のあわさった部分を凝視してやりたい！


俺はさながら破壊者の目で見るモノ全てをブッ壊しながら歩き、疲れ気付けば渋谷のホワッとした雑居ビルの地下でデカい音に包まれていた。ダイダイカラーのイベントに呼んでもらい、CDJにCDを入れスピンし「激しく怒る」や「音楽」についておしゃべりして頭の中グワ～ッとなって笑ってた。ただただ、みんなと笑ってた。


ムラムラ爆発しそうな脳の、携帯のフォルダを開けよとの指令に開けてみると、ある建物の（写真↑）を発見した。あああ、もしこんなクラブが出現したなら、流れて来る音もオリジナリティー溢れるさぞかしオツなモノでしょうなぁ～。（2006年春・撮影者MASASHI／熱海の和菓子屋さん）