日本のミステリー | CASCADE MASASHIオフィシャルブログ「井戸水をヒトクチ」Powered by Ameba

日本のミステリー

「みのもんたの日本のミステリー」を観た。
本能寺の変の真相。天下統一を目前に明智光秀によって滅ぼされた織田信長。最近、フィギュアスケート界を賑わしている織田信成選手の先祖、ということでも話題になった戦国時代の超カリスマである。昨日のテレビでこの事件は、明智光秀のただの謀反ではなく黒幕がいたのではないかという説を検証していた。その黒幕とは朝廷だったのでは?と。信長は朝廷から反感を買っていたこと、光秀が本能寺の変の直前に参加した茶会で詠んだ意味深な唄「時は今 あめのしたたる 五月かな」天下を土岐氏である明智が取るぞとも取れる歌を聞き、その座にいた朝廷の者が応援する返し唄を詠んだことなどが黒幕THE朝廷説の要因だった。だが光秀は信長を討ち天下を取ったものの、その黒幕である朝廷が何ら動きを見せぬまま秀吉に討たれてしまうことになる。中国征伐で苦戦していた秀吉が親方様の訃報を聞き中国路の大返しを可能にさせたのは一説によると、実は黒幕朝廷が信長を光秀に討たせそして最後は秀吉に手助けをしたからという展開になっていた。

では、何故、朝廷は秀吉に協力をしたのだろうか?せざるをえなかったのか?

金か?秀吉が握っていた山の民のおかげか?

別の説を聞いたことがある。

全ては、秀吉が天下をとるための策略だったのでは?という説。日頃、光秀は信長に無理難題を押し付けられたり、若いころに寄宿していた比叡山を焼き討ちせよなどとその横暴ぶりにいやけがさしていた。そこに付け込んで、そそのかしたというのだ。夜、神頼みと悩む光秀はある神社を参拝するのを日課としていた。その帰り道、すれ違いざまに深編み笠の男が「天下を取れるのはあなたしかいないのでは?」と囁く。そんなことが何日か続く。それは神の声と錯角した光秀は、信長が滞在する手薄な京へと攻め込む決心をした。そして本能寺にて光秀にとっての元凶を討つ。しかし、そう謀反を起こさせるように仕向けたモノは討つ手を完璧に整えていたのだ。山の民を使って諸大名に情報を伝え、光秀を窮地に追い込み親方様の仇を討つ。大返しも準備万端なら朝廷の手助けはなくとも可能な話だろう。もしくは、朝廷までも操っていたかもしれない。天下を取ったあかつきには・・と。
そして、仇は討たれたことになっている。真実かどうかはさだかではない。なんにせよ、その仇を討ったものが天下を握るチャンスを得た。それが、豊臣秀吉だ。そして、他の家臣を押さえてムリっくりに天下をものにした。ま、得をしたのはだぁ~れだ?という発想にもとづく説なんだけど、この説をかなり面白いと気に入ってる。そんなに上手くいくかぁ?その通りだとしたら、太閤スゲェーー!!そして金ぴかピンかぁーー(これ秀吉のイメージ)。歴史って色んな角度から観ていいものだと思う。真実を追求する考え方と、こうだったら面白いという方向。自分なりに想像するのならどんなのだっていいのよ。試験のために年号覚える歴史なんて、ほんとツマんない。そんなのやめちゃえー!