
クラス1は暑さが勝敗を分けた
1周600mのコースを40周するクラス1には9名の選手が出走した。前回の覇者、池田は全日本ロードに出場しているため、今回は前回2位の中尾衛と前回3位の渡辺拓(Team FITTE)の動きが注目された。レースはスタート直後より中尾が単独で逃げる。メイン集団は15秒程度の差で先頭交代を行いながら様子を伺う。

5周目、10周目、20周目、30周目に設けられているVittoria賞をきっかけにレースは動く。5周目のVittoria賞を前に、渡辺がメイン集団よりアタックし中尾に追いつく。5周目のVittoria賞は中尾がとり、このまま2人で周回を重ねる。メイン集団では前回大会においてクラス2で優勝し、今回はクラス1に昇格した望月佑輔がパンクに続く、落車で2回目のニュートラルゼーションを適用。同時に寺田秀一(VIACE掛川)も落車したため、2人が抜けたメイン集団は4人で逃げを追うもタイム差は約20秒にひらく。

10周目のVittoria賞は渡辺が中尾とのスプリントを制する。30度を超える気温となったCSCは蒸し暑く観戦しているだけでも汗が流れ落ちる。中尾は暑さのせいか、最初のペースからは失速し、渡辺1人での逃げとなる。

中尾は後続のメイン集団へと戻り、白鳥興寛、守屋清国(SPADE ACE)、の3人で渡辺を追う展開となった。しかしメイン集団はペースが上がらず、一方で逃げる渡辺はメイン集団の様子を見ながらも、途中の向かい風区間では苦しそうな様子を見せる場面もあったが一定ペースで周回を重ねて行く。最後は2位・3位グループまで30m後ろまで追いつき、単独でゴールラインを通過し優勝した。2位は2人でのゴールスプリントを制した白鳥が制した。渡辺は小学1・2年生の部で2位となった息子の渡辺耶斗君に30周も逃げる走りで、勝ち方を教える事になった。

クラス1
1位 渡辺 拓 Team FITTE
2位 白鳥 興寛
3位 守屋 清国 SPADE ACE

クラス2は宮城島が逃切り優勝
20周回12kmで行われたクラス2は21名が出走した。距離が短い分、アタックのタイミングがポイントとなるクラス2は小さなアタックの掛合いにより、メイン集団も周回を重ねるごとに少なくなり、残り10周を切った時点で5人となった。ラスト5周のVittoria賞では宮城島浩之(FIT.LAB.)のアタックに伊藤広が反応。しかし宮城島のスピードが上回っており、追いつく事ができずにそのまま宮城島は優勝。メイン集団では清水達史、海野一治(バイクルプラザR・T )、伊藤広によるゴールスプリントにより、清水が2位となった。

クラス2
1位 宮城島 浩之 FIT.LAB.
2位 清水 達史
3位 海野 一治 バイクルプラザR・T

未就学児童の部
1位 高梨 颯樹 伊豆CSC
2位 市橋 悠
3位 守屋 岳朗 SPADE ACE

小学1・2年生の部男子
1位 細谷 響貴 SQUADRA CORSA cicli HIDE
2位 渡辺 耶斗 Team FITTE
3位 堀内 亮汰

小学1・2年生の部女子
1位 高梨 千帆里 伊豆CSC
小学3・4年生の部男子
1位 高梨 万里王 伊豆CSC
2位 寺田 吉騎 VIVACE掛川
3位 海野 晋作 バイクルプラザR・T

小学3・4年生の部女子
1位 井関 紗瑛子
2位 片野 桃花
3位 大石 桃チームスマイル
小学5・6年生の部男子
1位 石井 洋輝 白河第一小学校
2位 石倉 悠之介 Blanche
3位 津田 悠太 伊豆CSC

中学生の部男子
1位 鈴木 史竜
2位 高清水 天翔 伊豆CSC

中学生の部女子
1位 細谷 夢菜 与野八王子中学校
2位 三輪 晶子 伊豆CSC

日 時:平成23年6月25日(土) 日本サイクルスポーツセンター内5kサーキット
主 催:日本サイクルスポーツセンター
後 援:静岡県自転車競技連盟
協 賛:今回の大会を開催するにあたり各協賛企業の皆様より賞品を提供していただきました。
ビットリアジャパン株式会社

パールイズミ株式会社

株式会社オージーケーカブト

株式会社日直商会
