ライターという仕事 | コミュニケーションの学校 回覧板(錦糸町&両国&浦和)

ライターという仕事

先日「ライターになりたい」という相談を受けました。

ライター、ですか。。

自分も社会人はコピーライターからスタートしました。
いま振り返ってみると、う~ん、最初は本当にきっつかったー!

アイデアが出ないと精神的に追い込まれるし、
上手く書けないと時間だけがどんどん過ぎていくし、
ずっと座っているし、書き終わっても後悔してばかりだし。

時給換算すれば、ハンバーガーを焼いているほうがワリがいいです。
ええ、間違いなく。はい、確実に。

それでもやりたいですか??

ただ、個人的にはやって本当によかったと思っています。

なぜなら、人生として、得るものが大きかったからです。

ライターの仕事は「書く」という作業だけにとどまりません。
書くことを通して、「人間」を学んでいく仕事です。

ただ、思いついたことを羅列していく。
まぁ、それだけでも正確に表現するのは難しいですが、
その程度のことは、ぶっちゃけ自己満足の世界にすぎないでしょう。
ですが、プロは、もっと深いところから物事を見つめ表現します。

それは、何がいいのか、または、悪いのか。
どうしていいのか、または、悪いのか。

あるいは、その人が本当に伝えたいことは何なのか。
世の中か見て、その人の本当の魅力は何なのか。

そんなことをひたすら考え、考え、考え、考え抜いていきます。

じゃないと、読みたい記事にならないですから。

文章の書き方が単なる料理の調理法だとしたら、
プロのライターの仕事は「素材をどう活かすか」を探っていく作業と
表現できるかもしれません。書くのは二の次です。

もちろん、書くのも大変なんですけどね(笑)。
日本語の魅力や日本語の限界も感じたりもします。

それから、何より「他人の言いたいことを正確に理解して上げられる」
さらに、「自分の伝えたいことを正確に理解してもらえる」
その喜びは、どんなものにもかえがたいと思います。

ぶっちゃけ、その後の営業、マーケティング、コンサルタントの仕事にも、
すっごく役に立ちました。どこにでも通用するスキルが身につきます。
ちょっと月並みな表現でチープなのですけど・・笑。

再度お尋ねします。

ライターになりたいですか?

もしYESなら、ものすごく応援しますよ!