武道と心 | コミュニケーションの学校 回覧板(錦糸町&両国&浦和)

武道と心

最近、武道の本をよく手に取っています。
何冊か読んで、共通して重視していることがあると気づきました。
それは体の均整。
近代スポーツのトレーニングとは一線を画し、
腕立てや腹筋をすることよりも、
歪みもなく左右バランスの取れた体を作ることを重視します。
そうすることで、全身から正しく力を発揮でき、
また、体を動かすスピードもアップするらしい。

武道的な体を手に入れたらどうなるか。
なるほど、確かに強くはなります。
でも、連綿と続いてきた武道において、
強さのみを求めるのは一義的なことだと感じました。
もっと大きなことは、心を変えるということだと考えます。

武道をして体を鍛えることは、健康に直結します。
筋トレとは違い表面的な筋肉はつきにくいかもしれませんが、
体の歪みを取り、人間本来の自然な状態になっていきます。
一方で、体の歪みをほうっておくと、頭痛や腰痛につながり、
また別な病気も引き起こしてしまいます。
病気がちになるとどうしても考えはマイナスになるし、
明るい気持ちになれと言われても、正直難しいでしょう。
でも、武道的な体を作ることで病気になりにくくなります。
すると、考え方も前向きになり
心も変わっていくのではないかと思うのです。

このごろ、体調を崩すことがあって、
三十を過ぎると若いころのようにはムリが効かない、
ということを切に感じ(苦笑)、
体調を崩すとこうも思考が後ろ向きになるのかと感じ、
(まだまだ未熟者で、本当に修行が足らない)
体をつくることの大切さを思った次第です。

武道はもしかしたら、毎日を良くしてくれて、
体から心を作る、というところに良さがあるのかもしれません。
体と心は直結していますからね。

久しぶりの独り言でしたが、
ちょっと変わった方向の話をさせてもらいました。

※武道にもさまざまあるのは十分に承知しています。
一括りする無礼をお許しください。