閉じ込められた想いは腐敗する。 | コミュニケーションの学校 回覧板(錦糸町&両国&浦和)

閉じ込められた想いは腐敗する。

自分が思春期だった頃、インターネットは一般的じゃなかった。
大学のとき、知らない人とメールしてみて、
「あー、これはなんて素晴らしい世界なんだろう」と感じました。

思春期にとって、現実社会は、窮屈すぎる。
他人との距離感がよくわからないし、同年代の相手だってわからない。
いまなら軽く流したり、受け止められることも、
真に受けて深刻になっちゃったり、ウジウジ悩んじゃったり。
仲の良い友人ほど、心配させたくない、弱みを見せたくない、
なんて強がったりして、でもやっぱりお話は聞いてもらいとも思うわけで。

ある日、ふと、インターネットで弱音を吐いてみたら、
いろんな意見がバーっと飛んできました。
本当にいろんな意見があって、視野が広くなった気がしました。
ただ、一番良かったのは、解決なんてしなくても、心が軽くなったこと。

「話す」とは、「放す」こと。
漠然とした想いや感情は、とくにネガティブなものであるほど、
心の奥底ですくすくと育ち、やがてあなたの精神を蝕みます。
心理学的には・・・(省略)・・・ということで、これ、本当です。

一人で抱えこんじゃダメだよ、想いは溜め込んじゃダメだよ、
言いたいことは、思い切って世の中に発信してみよう。

それは、あなた自身の存在価値を世の中に問いかけるに等しいのですが、
それこそがきっと「生きること」なのだと思います。

世の中には、学校にも職場にも本音を話せる人がいない、なんて方も
少なくないと思います。なかには疑問や改善案を心の中にとどめたまま、
悶々と日々を送っている方もいるでしょう。ただ、我慢しているだけでは、
状況は変わらないどころか、受身の人生は、あなたの自己評価を下げ、
あなたの自由意志は萎縮してしまいます。

メール、ブログ、Twitter、SNS…
現代社会で世界中に自分の想いを問いかける手段はいくらでもあります。
1人にでも届けばいい、そのぐらいの気持ちで始めて、
もう受身ではなく、自分の意志のおもむくまま、自分の人生を手に入れてください。

さて、これまで伝えられなかった沢山のあなたの言葉たち。
いまどうしていますか。一体どこにいってしまったのでしょうか。
もしかしたら、心の檻の中で、いまも怯え震えているのではないでしょうか。