大人になるということ | コミュニケーションの学校 回覧板(錦糸町&両国&浦和)

大人になるということ

周囲が結婚ラッシュです、出産ラッシュです。

非常におめでたいです。

ところで、母親になった友人が、興味深いことをいっていました。

「母親になって、やっと自分の親の気持ちがわかるようになった。
そして、なんだかこれまでモヤモヤしていたことが無くなり、
スレた昔の自分が消えて、すごく自由になれた気がした」

ほう、と思いました。

要はこういうことなんじゃないか、と感じました。

「彼女は、母親になって、やっと大人になった」と。

大人と子供の違いって、何なのでしょう。

個人的には、こう解釈しています。

守られる側から、守る側へ。
受け取る側から、与える側へ。

つまり、「受動的に生きる意識」から「能動的に生きる意識」へ
スイッチが切り替わることだと思うんですよね。

「すごく自由になれた気がした」という彼女の言葉は、
とてもその素晴らしさを表現しています。

世の中を受動的に見ている限り、
良い出来事も悪い出来事も、それらは自分には解決できない出来事として
その人の目には映っています。

その無力感から生まれるのは、そう、“被害者意識”しかない。

“被害者意識”は、怒り・妬み・嫉み・恨みをどんどん発生させます。

確かに子供(被害者・弱者)を演じることで、得るものはあるかもしれません。
だけど、その心の中には、苦しく重く切ない想いが蓄積されていくでしょう。

(てか、現代は、大人になれていない大人が多い気がします。
 自立しづらい環境だからなのでしょうが、うーむ。
 モンスターペアレンツなんてその最たるものでしょうね。
 今後、福祉国家になれば、さらに増えるのでしょうか・・苦笑)

彼女は、母親になることで、これまで自分の中にあった甘えや被害者意識を
乗り越えられたんだと思います。そして、自由になった。

もしかしたら両親に対して何か深層心理的に言いたいことがあったのかも
しれません。それも同じ立場を経験することで、氷解した。

錦糸町さん的には、子供が生まれたことと同じくらい、
彼女が自由になれたことを祝福したいと思いましたよ。おめでとう!

さて、あなたは、
与えられることが当たり前と思っていませんか?
保護されたり保証されることが当たり前と思っていませんか?

「当たり前のことに感謝する」
最近は、スピリチュアル住民が盛んにそんなことを言っていますが、
それでは正直いって不十分といわざるを得ません。

感謝するのは当たり前。

それよりも、与える側の立場で、これからは生きていきましょう!

かわいい子供に接する親のような気持ちで、
周囲に世界に、与えて、与えて、与え尽くしていきましょう!

すると、本当に世界が変わりますよ♪

幸せだらけの世界へ、ようこそ。・・なんて(笑)

P.S.
これはスピリチュアル的というよりも心理学的なお話です。
科学のお話ですが、信じる信じないはあなた次第~。