サラリーマンという仕事は⑦
職業という側面から仕事について、考えてみたいと思います。
世の中には本当にさまざまな職業があります。
求人の仕事をしていると、
「はあ、こんな仕事もあるんだ」と感心しきりです。
中には、
厚紙をカッターで切るだけ、
ネジを適量つかんで皿の中に入れるだけ、
という仕事がありました。
お笑いのねづっちは、
板金をおさえるだけの仕事をしていたと言います。
ホントにいろいろです。
こんな仕事の数々が、世の中を成り立たせているんですね。
でも。
どんな仕事も世の中に欠かせないと本当に言えるでしょうか。
棋士で実力制第四代名人(要するに将棋の世界ですごい人)の
升田幸三は「棋士は無くてもいい商売だ」と言っています。
言ってしまったな、という感じですね(笑)
しかし刈田は
「だからプロはファンにとって面白い将棋を指す義務がある」
と続けて述べました。
熱いです。
刈田は、「ファンを面白がらせること」を
自分の義務であり役割であり、その仕事をする意味と見ていたと思います。
もしかしたら、本当は必要とか不必要とか、
そんなことはどうでもいいのかもしれません。
ただ、自分の仕事に意味を見つけるのが大事だと思います。
無くてもいい商売をしている棋士は自分の仕事に意味を見つけました。
サラリーマンはいかがでしょう。