サラリーマンという仕事は⑥ | コミュニケーションの学校 回覧板(錦糸町&両国&浦和)

サラリーマンという仕事は⑥

「サラリーマンという仕事はありません。」
コピーライターの糸井重里さんの有名なキャッチフレーズです。
このコピーは1989年のバブル真っ只中に発表され、
一生懸命働くことを軽視していた時代にあって衝撃的なメッセージでした。

「サラリーマン」をしていかに適当に、
楽して、お金をもらうか。いかに得に生きるか。
そんな享楽的な雰囲気に痛烈な皮肉をこめていたのですが、
今やサラリーマンは享楽どころか恐怖、哀愁が漂っています。

少しでも気を抜いたら、明日には職がないかもしれない。
気を抜かなくても、明日には会社ごとないかもしれない。
それでもあくせく、ロボットみたいに働くというイメージがあるでしょう。

でも、そんなイメージは捨ててしまいたい。
あくせくではなく、一生懸命という言葉を使ってほしい。

仕事も安っぽく扱わないでもらいたい。
サラリーマン一人ひとりは他の誰にもできなくて、
世の中に必要とされる仕事をしています。
今日してきた仕事は、カリスマ(古い言い方だなあ)経営者だって
できることではありません。
できないから、人を雇っているのです。

自分自身で自分と自分の仕事を落としめしちゃ、バカバカしいです。
尊いことをしているんだと胸を張りませんか。

サラリーマンであることが残念なように言われるけど、
何をおっしゃっているのやら。