サラリーマンという仕事は⑤ | コミュニケーションの学校 回覧板(錦糸町&両国&浦和)

サラリーマンという仕事は⑤

新聞記者をしていたとき、こんなことを言う先輩がいました。
「○○社の記者というより、一人の記者でいたい」
正確ではありませんが、このような内容だったと記憶しています。

とても優秀でした。
記者でありたいという言葉通り、よく記事を書いていました。
全然怠け者ではありません。
というより、人一倍働いていたと思います。

会社も大事にしていました。
ただ、確かに会社、
正確には社内政治とか言ったりするのかもしれませんが、
とは一定の距離を置いているように見えました。
実力に見合ったポジションかというと
そうではなかったように思います。

なんか残念ですか?
いかにもサラリーマンらしいでしょうか?
でも、その見方って、
誰の基準なんでしょうかね。
その人は記者としてとても満足していたかもしれませんよ。
実際、楽しそうでしたし。

もしかしたら、
会社との付き合い方を決めるという特権が
サラリーマンにはあるのかもしれません。

真剣に会社と向き合う。
仕事について真摯に考える。
すると、自分なりの答えが見えてくるのではないでしょうか。

会社を否定したらなにも始まらないのだけど、
会社との付き合い方は
いろいろあっていいのかもしれないと考えた次第です。