コミュニケーション概論Ⅰ-④ | コミュニケーションの学校 回覧板(錦糸町&両国&浦和)

コミュニケーション概論Ⅰ-④

●言葉の成り立ち


集団で生活する動物たちは、コミュニケーションをはじめました。たとえば、ミツバチが蜂蜜を仲間に伝えるときに踊る「ミツバチダンス」が有名です。

一方、ヒトは、サルから進化していく過程で、遺伝子の突然変異が起こり、 言語を話す独自の遺伝子を獲得した、と、最近の分子生物学では言われているようです。

その後、社会を営むには互いの意思疎通が必要であり、『自分の意思を伝えたい欲求』と『社会習慣』が言語文化を発展させていったのではないか、と社会学では考えられているそうですよ。

言葉の遺伝子、というのは面白いですよね。遺伝子のエラーから、たまたま手にしたものなのか、それとも何か強い意志が働いてそうなったのか。なんとなく後者のほうが素敵な感じがします。私たち人間は、言葉を欲して、手に入れた、と。どちらにしても「奇跡」なのは変わりませんけど。

奇跡の上に、私たちは、言葉を話す。