正当な評価のむずかしさ | コミュニケーションの学校 回覧板(錦糸町&両国&浦和)

正当な評価のむずかしさ

たいへん興味深い話を聞きました。あるメーカーの話です。
その会社の課長さんは、とても温厚な性格だったとのこと。
コツコツ仕事をこなし、どちらかといえば、“地味な人”
だと周囲は評価していました。

しかし、上司となる部長が変わって以来、豹変してしまっ
たというのです。仕事は粗くなり、それまでは決してしな
かった遅刻をしたり。言葉づかいも、ぶっきらぼうになっ
たのだとか。いったい何があったのか。

実は、新しい部長がそういう方針だったらしいです。仕事
はテキトー。時間も守らない。自分に甘く、部署に対して
もその辺は非常に甘かったようです。

課長は、そんな部長の考え方が許せなかったとか。だから、
あえて過剰に部長の方針を遂行。どんなにダメダメか、を
自らを持って示そうとしたのです。つまり、嫌われ者役を
買って出た、という感じでしょうか。

結果、まあそんな部長の部署ですから、業績は徐々に下降
傾向。その部長は異動が決定。そして、新しくキチンとし
た部長が来ました。すると、課長は元のような温厚な性格
に戻ったとのことでした。

課長さん、不器用ですね。自分はそんな課長さんにとても
好感を持ちますが、もう少し器用になってもいいのでは、
とも思いました。他人事ですが。。。