幸せの青い鳥を追いかけますか | コミュニケーションの学校 回覧板(錦糸町&両国&浦和)

幸せの青い鳥を追いかけますか

昭和を代表する青春ファンタジー、若大将シリーズ。
その歴史を紐解けば、加山雄三が演じる若大将の所
属学部や会社はコロコロと変わります。

法学部⇒経済学部⇒水産学部⇒理工学部⇒卒業・就
職⇒日東自動車⇒関連会社へ出向⇒海外部署⇒三矢
物産⇒熊井鉄工⇒東海建設⇒石山商事…

そして、最後には『サザンクロス諸島大統領補佐』
となり、長い物語は終わります。

これもヒーローの宿命ともいうべきか。ここには、
当時の人気学部(職業)が反映されているとのこと。

世の中には、大学ランキングや就職人気企業ランキ
ングなるものがあるらしいですが、そういうのって
どうなんでしょう。若大将シリーズの中でもこんな
に変わるのに、それを追い求める虚しさもあるよう
な、ないような、気が、します。

かつて、いまの還暦以上のアダルトな方々が大学生
だった時代、花形業界といえば、炭鉱会社でした。
東大生はこぞって炭鉱会社や鉄鋼会社へ願書を出し、
証券会社なんてヤクザの行くところだ、と見向きも
しなかったそうです。

だからといって、「目先を追うな!」という説教を
言いたいわけじゃありません。当時、わずか30年後
にIT革命が起こるなんてわかるわけがない。

そうじゃなくて、他人の価値観で生きる必要なんて
ないんだよ、と言いたいわけです。