私たちがノロウイルスにテンパっている最中、悲しいニュースが飛び込んできました。
義母の姉で、いつも優しくしてくれたマーリットおばさんが亡くなりました。
一緒に日本へ旅行し、東京、京都、名古屋に加え、私の地元にも立ち寄っての旅を昨日のことのように思い出されます。
みんなでわいわい楽しかったなぁ・・・あれがもう4年も前のことだなんて信じられない気持ちです。
東照宮の急な石段もスタスタと駆け上がり、宿泊先のホテルでは朝から元気にウォーキングをするようなアクティブなおばさん。
さすが4姉妹の長女なだけあって、しっかりものでケーキ作りも編み物もお得意。
そして、とってもおしゃべりな人。
彼女の異変に気がついたのは2年前のクリスマスでした。
いつものようにお得意のケーキを焼いて、自分で車を運転して遊びに来てくれたおばさん。
なぜか、普段よりも静かだなと感じました。(義母の姉妹4人はとにかくおしゃべりです・・・w)
話しかけてもちょっとした間があって、「あれ?どうしたのかしら」と思ったのを覚えています。 そのすぐ後に危険だからと車の運転免許証を返還し・・・やがて認知症だと診断されました。
あの元気でおしゃべりなおばさんが認知症だなんて何かの間違いじゃないかと思いましたが、その病気は確実に彼女を蝕み・・・やがて言葉を発することが全くできなくなってしまいました。
そして、約1年前に老人福祉施設への入居しました。(彼女は若い頃に旦那さんを癌で亡くしています。だから、ずっと1人暮らしでした。歩いていける距離に娘夫婦や孫たちが住んでいたので寂しくはなかったと思いますが、ノルウェーでは自宅で介護をするという文化ではないので1人暮らしができなくなった老人は基本的に施設へと入居します)
ただ、この施設へ入居してから一気に認知症が悪化したのも事実です。
悲しいけれど、大好きなマーリットおばさんは76歳でこの世をさりました。
今頃、天国で旦那さまに会えているかな。
みんな、おばさんのこと大好きだよ。ずっと忘れないよ・・・。