みちのくいとしい仏たち

 

という展示を見たくて

先日、東京へ出かけました。

 

 

 

 

「仏展」

というと厳しい表情か

つんとすました無表情がほとんどで

 

そのほうがありがたく、

威厳もありそう。

 

 

ところが

展示されていたのは民間仏

そんな「かっこつけ」とは無縁でした。

 

 

控えめすぎる合掌ポーズ

 

何故かほうっかむりをして

それでも隠しきれない大きな耳や

お胸、おへそ、すね毛まで表されて

 

 

それが、本当によかった~!!!

 

 

めちゃめちゃかわいいお姿♡

どんなに粗末で稚出であっても

それを必要とした人がいたのだなあ~

 

 

展示室には、こんな説明がありました。

 

 

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金色に飾られた衣装や玉眼

冠や光背(こうはい)がなくても

すがりつきたい思いは造形となった

 

 

むつかしい漢語の経文や

儀式ばったお作法

 

高価なろうそくやお香

 

 

何ひとつなくても

祈りを聞いてくれる

像さえあれば十分だったのだ

 

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かつて

理想的なしあわせは

 

 

やっぱり、絶対に、

特別に選ばれた人のもの!

ということにしたい自分と

 

そんなわけない!と

諦めたくなかった自分がいたこと

 

 

「私の道」

「私の人生」を開くのに

”特別なこと”がいるのではなくて

 

自分が自分を

”特別だ”と認めること

まずは、そう在ること

 

 

それをこの場所で伝えていこう

と、決めたときのこと

 

 

ささやかな日常の

祈りの対象として

大切にされたものを目の前に

いろいろなことを考えました。

 

 

 

 

手がなかったり

脚がなかったり

 

それは未完成なのではなく

「特別な願い」のために

短時間で彫り上げたものを見て

 

 

「自分には力なんてない」

 

 

ということを

 

今よりもうんと強く

思わされ、従わされ、

まとめられた時代だったのだなあ~

 

と、考えさせられたり。

 

 

となるとこうして

 

 

 

こういうことを”あたり前”に

話せることも、そう思えることも、

 

すごく特別で

奇跡みたいなことなんだな。

 

 

いや、

そんなことを特別だとか

奇跡だと思って何になる?!

 

そんなことより

早くこの現実をなんとかしたい。

 

 

以前のわたしは絶対に

そんな風に思っていたけれど

だから「何も」はじまらなかったのだ。

 

 

それがどれだけ

おこがましいことだったか?

 

今ならそれが

とてもよくわかる。

 

 

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2月23日~募集受付開始!

 

ちょっと罪なくらい簡単に

「私の道」がはじまる場所↓

 

 

 

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