パパは一卵性の双子の弟

あまり運動をしなかったパパが、ランニングを始めた。

同じ脳腫瘍、神経膠芽腫で兄が亡くなった7年前

その後少し落ち着きを取り戻し始めた頃から。

たった2キロ走るのに、偉い時間かかったわ😂
パパ、いきなり走らんと、ウァーキングから始めたら?
と何度も言ってみたが、そやなー
まあ歩いてるみたいに、走ってるから大丈夫😄

と言って、ずっと練習を続け、最終的には友人達のチームに入り、
リレーマラソン
ハーフマラソン
フルマラソン

紛れもなくランナーになった!
とても楽しく参加していた

大阪マラソンも何度か参加し、完走した。

あまり、何故マラソンなのか、聞いた事はないが、ランニング始めてから、体力もついたし、腰痛も肩こりも無くなって、俺もお前らには負けへんからな!と子ども達に自慢していた。
自分はまだまだやれるとニコニコ

急に長男になって、家族を母を守らないといけないと言う強い思いが、私には感じられた。

2016年の大阪マラソンの後、あー俺も体力の限界かなー。フルマラソンはこれで引退。
ハーフマラソン位にしとくわ😄

と話して、その翌月、脳腫瘍が発覚した。

兄が発症して、1年の闘病を見てきたパパは、どんな思いで、病気と向き合ったのか。

それを思うと、胸が苦しい。
ただパパは、一度も泣き言は言わなかった。

改めてパパを心から偉大で大切に思う。