お年玉は母が没収し、貯金しておいてもらったはずなのに、親が使って残っていなかった。

親が子供のお金を、私のお金を奪っていた。

私のお金は奪われるもの。

誰かにせっかくもらっても、親に貢がなければならないもの。

お金をもらっても、全く使えない。

お金をもらっても、好きな物が買えない。

 

お年玉を好きなように使えていたら、買い物も楽しかっただろうな。

友達と一緒に出掛けていたかも。

友達と何をして遊べばいいかさえ、わからなかった。

買う楽しみも、何を買おうかなと夢みることもなく。

友達と何をしゃべればいいかも、わからなかった。

友達と同じような消しゴムやノートがほしくても、ほしいと言えない。私は買ってもらえないから我慢するだけなので、可愛い物の話をしたくない。話すことなんか、ない。

夢や憧れも現実になく、逃避の夢しかなかったから、そんなことは恥ずかしくて友達に話せなかった。

だから話すことがなかった。

共有する話がなかった。

 

お年玉で可愛いシールやノート、赤黒以外の青やピンクや紫のボールペン、匂い付き消しゴムが買えたら、友達に見せびらかしたり、私も買えたよーって見せびらかしたり自慢したりして、楽しかっただろうなー。

大人になってからも、こんな可愛いノートや手帳があるよと紹介されても、可愛い物は値段がすごく高いから買えない私。

寂しい。

というか、こんな高い物を金欠の私に紹介するなと怒りが出る💢

金欠と言いながら、なぜあなたはそんな高い可愛い物が買えるのか、と怒りが出る。

 

自分は買えない。

可愛い物は高いから買えない。

自分を変えるための本や講座が優先。

可愛い物より、実用的な物が優先。

私は変わらなきゃ、稼げるようにならなくちゃ、可愛い物が買えない。

私は変わらなきゃ、可愛い物が似合わない。

変わるためにはお金が必要。

もっとお金を稼がなくてはならない。

 

お金はもらっても奪われる、なくなるから、自分で苦労して頑張って稼ぐしかない。

でも辛い、苦しいな。

親が奪うって、おかしいことだった。

お年玉を全額使える子供もいるのに、私はダメだった。

親が決めたこと。

親が間違っていた。

お返しは、親がしたけりゃ親のお金ですればいい。

子供の私は、ただでお年玉をもらえばよかった。何の見返りもなく、受け取りたかった。

 

返金やプレゼント返しが見返りじゃない。

お年玉やお金をもらう、もらうことへの単純な喜び、ラッキーとほくそ笑む気持ちが、相手への感謝なんだ。

お年玉をもらっても、感謝しなかったよ、嬉しくないからね。

口ではありがとうと言っても、そのまま母にお年玉を渡して、お金とサヨウナラ。

すぐに部屋に引き篭ったよ。

お年玉をくれた親戚と話す気力もなかったね。

 

お年玉をくれた人の気持ちを感謝で受け取れない罪悪感も、あったと思う。

悲しい、悔しいとも言えなかった。

みっともないと怒られるかも。

あー、お金を受け取りたかった。

お年玉をくれた人の気持ちを受け取りたかった。

お年玉をくれた人に,感謝したかった。

親に、お年玉もらえてよかったねと言われたかった。

お金をもらって、喜びたかった。

 

お金をもらって、喜んでいいんだね。

喜んで受け取っていいんだね。

初めて知った気分だ。