女だから家事やれと、デメリットだけ指示されたから。
母はオシャレだし、スタイルも良かったけど、私には髪を伸ばすな、髪型はおかっぱ一択、服は母が選ぶ。
何も楽しくなかった。
母の選ぶ服じゃなくて、友達が着たり流行ったりしている服を着たかった。
自分で髪型を決めたかった。
髪の毛が抜け落ちても、怒られたくなかった。
しかも髪の毛で怒られるのは、家族の中で私だけ。理不尽。バカ母。
母の選ぶ服や髪型に、感情を入れずに従っていた。
お金を払うのは、母だから。
だから働いて、自分のお金で自由にバッグや美容院を選べたのは、よかった。
そして私は自分のセンスが悪くない、いや、結構センスがいいと思えた。
母の無難な服やスタンダードな生活用品は、つまらなかった。
好きじゃなかった。
買ってくれた結婚生活の為の生活用品も、これはヤダと言ったのに、店員の奴が母の肩を持ちやがって、私は折れてそれを買ってもらったけど、1回も使わずに捨てたはずだ。
私は私の美意識を持っていて、それはとても素晴らしいものだった。
私が気に入る物は、私にとって大好きで、いい物だった。
私には、物を選ぶ目がある。
私にはセンスがない、などと思わなくていい。
他人の為に選ぶセンスはないが、自分のために選ぶセンスはすごくあるのだ。
↓
自分のために物を選べる私を、ほめたたえたい。
20代でツアコンになって、ヨーロッパに何度も行って、一流品を見れたのがよかったのか。
これからも自分にふさわしいと思う一流品を身近に置いたり、味わったり、一流店でさわったり見たりしていいよ。
子供を産んでからは、女性に生まれたこともかなり認められるようになった。
自分はお姫様になれないと思ってたけど、お姫様になってもいいよ。
ドレスも着ていいよ。
オシャレしていいよ。
お金をかけてオシャレしてもいいよ。
女だから、オトコだからと関係なく、自分に似合う服や物を選んでいいよ。
自分の好きな物を、身の回りに置いていいよ。