お客さんに聞かれた。
登山用やランニング用の端末は衛星測位システムが入っていてもコンピューターって言わないのに、なんで自転車用の端末の名称にはコンピューターって付けるのかって。
サイコンはサイクルコンピューターの略……らしい。
自転車用コンピュータってことですね。
検知したデータをLSIで処理して速度や積算距離や平均速度などを表示するからコンピューターと言えます。
自転車用コンピュータが出てくる前はワイヤーが回転する機械式でアナログなスピードメーターと距離計がありました。
ICやトランジスタさえも使っていません。
当時の一般の車やオートバイにはサイコンに相当するドライブコンピュータは無く、キャブからEFIへの変換期だったのでようやく一般車にもECUが搭載され始めたくらい。
機械式のスピードメーターは、オートバイではよくワイヤーが切れたし、自動車はワイヤーが外れて針が動かなくなることがありました。
競技用のラリコンはあったけど、一般車にECUが普及して日産からドライブコンピュータを搭載する車が続々出てきてたと思う。シルビアとかガゼールとか。マシンXとか(ちなみにマシンXのホイールはカンパです)。
それでもまだGPSが民間で運用されていない時代です。カーナビゲーションシステムはありません。ジャイロケーターは出たかな?
家庭にはコンピュータそのものが一般的でなかった時代だったので炊飯器に搭載されたときは“マイコン搭載炊飯ジャー”と言われていました。
MZ-2000やPCー2001やFM-7が出る前の話です。
そんな時に先進技術であるコンピューターを利用した自転車用端末が出来たので製品に“サイクロコンピューター”と名付けたんでしょうね。
サイクロコンピューター。
そう、サイクロコンピューターなんです。
キャットアイは最初から一貫して“サイクロコンピューター”という名称を使っています。
……サイクロってなによ。
最初は私はアナログもデジタルも単に“スピードメーター”って言っていましたが、お客さんから“サイコン”って言われるんで私もサイコンって言うようになりました……数年前から。
まだなんか気持ち悪いけどw
スピード出さないからスピードメーターは要らないって年配の方に言われることもあるけど、距離計が付いていてどのくらい走ったか判りますよって伝えると割と装着されますよね。
メンテの目安の事を考えると距離計を装着してもらうと話が見えやすくなります。
真ん中のが最初のサイクロコンピューター
キャットアイ VELO CC1000
電池を入れたらまだ起動しました。
7セグの液晶表示が時代の先端を行っていました。
取り付けた当時の気分は爆上げ!日々車を追っかけてましたね。
横から。単三電池2本での駆動なので厚みがあります。
多分4ビットCPUじゃないかな。
左の子で8ビット、上の画像の右の子で32ビットくらいじゃなかろうか(テキトー)。
1981年に定価12000円位で発売していたはずです。
私は広告を見てからずっとほしかったのですが。
翌年に定価が9800円位に下がったところで親に仕入れてもらったはずです。
ちなみに会社名は“キャットアイ”です(当時は津山金属製作所)。泥棒の三姉妹が有名になったり、自動車漫画で道路の反射板のことを“キャッツアイ”と言ったりしていたので勘違いされますが、正しくは“キャットアイ”です。
話は長くなったけど、45年以上前。登山用やランニング用GPS端末が出るはるか前から、システムにコンピューターを取り入れることが珍しかった時代に作られたから製品名にコンピューターを入れた。その時から名称が変わっていないだけ。という話です。
今新商品として出たのならサイクルスマートデバイスとでも呼ばれるんだろうか。
でも、ドライブコンピューターは今でもドライブコンピューターなんだし、サイクルコンピューターもサイクルコンピューターでおかしくないんじゃない?
当時を思い出して書いていたら脱線して自転車に関係ないワードが多くなったけど、全部意味が解ったら……あなたは私の同級生ですw
その頃、YMOにハマっていたryo.![]()
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