第1章 その5 奥さんの生い立ち (筆者の嫁) | 小説 床屋に通う女 美容院へ通う男 フェチ マゾ SM

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この小説は、特殊な性癖をもつM女性が通う床屋のお話です
話しの一部は現実ですが、話を盛り上げるために一部妄想でもあります

小説の内容は、性的な表現もございますのでご了承ください

嫁さんの名前は 「 梨花 」

生まれは大宰府

地元では有名な老舗の和菓子屋の長女

裕福な家庭で育ち何も不住なく育った

高校生だった頃は、地元では有名な女番長で、不良の男子も梨花には逆らえなった

ある日、髪の毛を染めに入った美容室で、染まった感じが気に入らないと因縁をつけ

担当した若手の美容師を土下座させ、その美容師の髪の毛を掴みライターで火を点け

全治3か月の火傷を負わせたのであった

梨花は現行犯で逮捕され、19歳で刑務所に入ることになり

和歌山にある女性ばかりの刑務所、和歌山女子刑務所に2年間入ることになった

この刑務所には更生目的での教育施設があり、梨花はこの施設の学習を望んだ

美容師になりたかったからだ、出所後は大宰府に帰ることが不安であったことと

両親からは勘当され帰る家もなければ、頭を下げて帰る気もなかったからだ

 

刑務所では、梨花を上回る不良の受刑者が多数存在した、入所したばかりの頃は酷い虐めが続き

自分の犯した罪に悔いたのであったが、2か月もすれば居心地もよくなり、受刑者仲間もできた

3か月もすれば、新しく入って来た受刑者を虐めることもあった

梨花は感じていた、虐待した時の快感は何物にもかえることができない

梨花はその快感に溺れていたのであった

 

刑務所内にある教育施設での実習の成績は良かった

刑務所には、一般の人が出入りできる美容室があった、シラユリ美容室である

梨花は白百合美容室で過ごす時間だけが、刑務所から出た気分を味わえるから好きであった

梨花は刑期を短縮され1年で出所の目途が付いたのだ

出所後の進退について、刑務官と話しあいが持たれた

梨花を預かる保護観察を誰かに頼まなければなかった

親親戚を頼る気もなく、ボランティアの方で美容院を営む方にお願いすることになった

 

出所後は、大阪の環状線のとある駅から30mぐらいの所にある古い美容室の二階での生活が始まった

その美容室には、席が5席なのに10人のスタッフが働いていた、5人は前科持ちだ

先輩は厳しかった、言葉使い店内の歩き方、お客さんに話しかける前にはお辞儀までさせられた

その練習と言っては店が終わった後に、お辞儀をして「ありがとうございました」と言う練習をさせられた

刑務所でもこんな練習はなかった、両手をへその辺りで揃えて少し膝を曲げて頭を先輩に下げた

この行為は梨花にとって屈辱でしかなかった、美容のテクニックが良かった梨花は先輩からすれば

鬱陶しい存在であった為、時には素手でトイレ掃除をさせられたこともあった

刑務所と変わらない、刑務所のほうがまだ良いかもと感じるほであったのだ

 

 

梨花はこの美容室で働きながら、美容理容専門学校に通った

私は当時その学校の理容科の学生であった

黒門市場の裏側にある有名な学校であった、梨花は美容科で入学したのですが

実習時に、梨花と同じ組になった男子生徒が事件を起こしたことで、理容科に移ってきた

その事件は、シャンプーの練習中の事である

その男子生徒は、バックシャンプ台の椅子に座った梨花の髪の毛をまとめてクリップで止めた

タオルを後ろから首に巻き、バックシャンプーケープを首に掛け、マジックテープを止めようとした

背後から抱き着くような感じで、梨花の首の前まで手を伸ばした、梨花の髪の毛の香りが

その生徒の理性を狂わせ始めた、化粧のしていない白い肌は透明感があった

近くで見ると、髪の毛の生え際、うなじと視線を移し、興奮を抑えることすら難しかった

背もたれが倒され、クッションに誘導するように梨花の頭を支えた

目閉じた梨花の顔の上にタオルを被せた

梨花と目が合うことが無くなった男子生徒は、梨花の胸元、細く伸びた足へと視線を移した

お腹の上で組まれた手は白く、爪は短く切られていた

髪の毛を止めていたクリップを外すと、髪の毛がボールの中に広がり

湯加減を調整して、梨花の髪の毛に掛けた、シャンプーを手に取り両手で泡立て梨花の頭全体に伸ばし

両手で包むように梨花の頭を、軽く指で揉むんだ

梨花は、大きく息を吐いた、気持ちが良かったのだろうか

左手で梨花の頭を持ち上げて、右手で後頭部の髪を洗い感じた

八頭身の梨花の頭は他の生徒より小さかったのだ

その生徒は、実習どころではなくなったきた、鼻息はあがり始めた

梨花も、嫌な感じを察していた、組んでいた手を放しひじ掛けを持って

少し体制を動かした、その時であった

顔の上に置いてあったタオルがゆっく取られ、次の瞬間、その生徒が梨花の唇に唇を合わせてきたのだ

そしてあろうことに、左手で梨花の胸を触り始めた

梨花は椅子から立ち上がろうとしたが、上から押さえつけられ動けなかった

時間にして7秒ほどの事であった、他の生徒が助けに入ってきて、その行為は終わった

その生徒は退学処分になった

その後もトラウマが続き、美容科の生徒を見ていると、気持ちの悪い生徒が多くなじめなかった

そして理容科へ移ってきたのであった

梨花は、クラスのマドンナのような存在で、理容科ではみんな大事にして接するよう

男子生徒は一致団結していたのだが

梨花は、気高くそして冷淡な目で回りの男を魅了した

 

保護観察の身ですから、彼氏を作ることはなかった

門限も厳しく真面目に生活をしていた

 

卒業を迎え、保護観察も解かれ、私は梨花にプロポーズを付き合いを始めた

私との結婚も考えたいたが

私の実家は寂れた床屋で、利益も少なく生活も困難を極めていたのでだったが

私の猛アタックに折れて結婚し、私の父の店で働き始めたのであった

 

結婚生活は、極貧生活の始まりであった、客は1日多くて5人、少ない日は誰も来ない

そんな収入で生活できるはずが無かった、梨花は短時間で稼げるアルバイトを探した

店に置いてあるスポーツ新聞の広告をみたら、風俗店の募集が多く載っていた

SMクラブの女王様の募集に目が止まった、アリバイ工作あり、最低保証が1万5千円

出勤時間は自由、梨花は店からでて、公衆電話からこの店に電話をしたのであった

 

タクシー会社の電話聴きの仕事だと嘘をついて、1日4時間そのSMクラブで女王様として働いた

梨花にとって天職であった