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省吾さまが、私のお兄ーたま

いえいえ

兄上さま

う~ん


やっぱり、お兄ちゃん

だったら

こんなの夢みたいなお話ですが

省吾さまがお兄ちゃんだったら
色んなお話したいなぁ~

例えば…恋のお話

とか
懐かしい初恋のお話

とかとか…
…………………♪
“小さな恋の物語”
初恋と気づいた時には
もう遠い存在だった…
いつも一緒にいて
笑って はしゃいで
幼なじみのサムくん
サムくんは、もっと難しい名前だけど
私が呼びやすいようにそう付けた

サムくん、いつも学校が終われば自転車で
私の家の前で待っててくれる
二人乗りして少し離れた川沿いまで行って
石投げしてよく遊んだ
中学生になってサムくんは
私の知らない友達ばかりと遊んでた
サムくんは学校でも人気者になって
サムくんは、もう私を迎えに来なくなった
…サムくんには彼女が出来た…
その時私は初めて
サムくんの事を好きだったんだと知った

そして私はこの街とさよなら
サムくんともさよなら…
そのあと
“いつか もうすぐ”に続くのでした




…どうして僕を待ってくれなかったの
こうして今迎えに来たのに…

省吾お兄ちゃん

これが、私の初恋ストーリー

お兄ちゃんは、初恋がロックロールなんですよね



「お兄ちゃんなんて言うなよ


カッコいいで~す

省吾お兄ちゃん
ずっとずっと私のお兄ちゃんでいてくださいね

∽風見鶏∽