みなさま、こんにちは音譜


船井総合研究所の内田里奈です。


東京では、桜もすっかり咲き乱れ、東京駅八重洲口側の
八重洲さくら通りでは、お花見をしている方で賑わっています^


そんな中、お花見で楽しんでいる方々を横目に
ビールではなく、コーヒー片手に帰社。


そうそう、やっぱりこのときも、利用してしまいました。
「おかわり割引レシート」。




前回の記事
(☆船井総研 内田里奈☆レシートに描かれた戦略!~お客様に「してほしいこと」を「していただく」★~)
では、このレシートからどういう戦略が見えるのか、
という問いかけをいたしました。

(参考までに、下記、イメージ画像です)
image

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ドリップコーヒーご購入時のレシートをご提示頂いた
お客様は当日内であれば、2杯目のコーヒー
(ホット/アイスどちらでも可)を他店舗でも
100円(税込)でお楽しみいただけます。

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これが正解!というのはないのですが、
このレシートから推測されるマーケティング戦略・
効果を3つあげるとすると・・・
じゃじゃん!



①利用範囲の拡大


②販売機会を創る


③口コミの拡大




詳しく説明していきますと、


①利用範囲の拡大
「他店舗でも」利用可能なので、利用者の利用店舗範囲が広がります。
今まではオフィス近くでしか利用しなかった方も、帰宅後、近くの同店舗で・・・
また、出張先で、帰社して、帰宅して、と
利用者の生活に寄り添うことができます。
また、一度利用すると、次回からのハードルも低くなります!

店舗数が多い、という強みを活かした戦略です。



②購入機会を創る
移動式でないお店は、来てもらわないと売れません
ですので、まずは来店頻度を上げることが重要です。
このチケットがあれば1日に2度も店舗利用をしていただけます。
(1日2回の来店って実はすごい!)
そこで、「コーヒーが100円だし」と追加購入も見込めますし、
来店いただくことでお店の販促イベントを知っていただけます
(新商品や限定メニューなど)



③口コミの拡大
こちらのチケットは人に渡すことも可能です。
ただのレシートが、コーヒーの割引プレゼントになります。
知らぬ間に、口コミを広めていただけますし、
ただの「レシート」ではなく「割引券(=価値のあるもの)」
なりますので、捨てずに持っておいていただけます。
(自社のものを捨てずに身につけていただける、という仕組みでもあります)



その他の細かい工夫でいうと・・・

・原価に関して
こちらのコーヒーはドリップ後の消費期限が1時間。
ですので、廃棄するよりは100円でも回転率を上げたほうがいい!
原価としても40円ほどではないでしょうか。

・「同一サイズのもの」と交換、でワンサイズアップを
「同一サイズのもの」と交換、と書いてあるので、
「次回も100円だし・・・」「次回交換のときに同じサイズなら・・・」
といつもより大きなサイズを頼む人も見込んでいます。

・ドリップコーヒーの、「ホット/アイス」
このドリップコーヒーは注文を受けてから、すばやく、
また店舗側の手間もなく渡せるメニューです。
店舗内でのオペレーションも加味しています。


ほかにも、100円だとおつりが出にくくて効率がよい、
などあります。


いかがでしょう?
ぜひ、今後の取り組みの参考にしていただいたり、
自店で勉強会などをひらいてその題材にしていただければと思います。

ポイントとしては、
普段見落としているものの中にも、
マーケティング戦略は隠れている、
ということです。

ぜひ、日々の生活の中でも
「何か活かせることはないか?」とワクワクを探していただければと思いますニコニコ

本日もワクワク、楽しみましょう音譜


キラキラ日々前進、日々感謝キラキラ


音譜内田里奈音譜