正しいことだけが答えではない。 | チーム力+人間力を育む 組織人材育成コンサルタント 安澤輝香

チーム力+人間力を育む 組織人材育成コンサルタント 安澤輝香

京都・組織人材育成シーエスリレーション代表ブログ。

性格的に「曲がったことが嫌い」というタイプのひとが
陥りやすいことのひとつに

「正しいことではない」という判断から衝突するケースがあります。


実はわたしも「曲がったことは嫌い」なひとです。
しかし、考えてみればその「曲がったこと」の基準はどこにあるのでしょうか。

自分を基準に「正しい」「正しくない」と判断するのが人間ですが、なかなか社会は「正しい」「正しくない」の基準は統一されていないものですよね。


特にコミュニケーションという視点で考えた場合は、自分軸で判断している「正しい」という軸は誤解を生むことにも繋がってきます。


こうでなくちゃいけない。
それはあなたが歩んで来た人生の価値。
相手は自分の歩んで来た価値の中で生きているのです。


組織や社会の中で生きてくにあたり、曲がったことが嫌いで衝突を繰り返し人間関係のトラブルにより孤立するひとを多く見てきました。

素晴しい考え方や仕事のスキルを持っているのに活かされない。
それは真っ向勝負をするからです。


意見や持論を述べるのはとても良いことです。
でも、相手を責めたり相手のせいにしたり、会社という組織のせいにしたり、社会のせいにしていても意味がありません。そして自分の価値を押し付けるのも社会に適合できないことになってきます。

白黒はっきりさせたい。
しかしグレーが存在しているのです。
グレーがあるから社会は成り立っていることも忘れてはいけない。

相手に合わすばかりする必要性はありませんが。伝わらないことも多くあって当然だということを忘れてはいけません。


相手を変えるなんてできないのですから。
「そうですよね」のひとことも大切ですよね。