脇役というと陰の存在のように目立たない印象があるかもしれませんがビジネスにおける脇役は「黒子」のような存在で、なくてはならない存在です。
この「脇役」ができるひとは主役にもなれます。
しかし脇役を知らず自分にスポットライトが当たっていないと気が済まないタイプの人のことを私はセミナーで「自己主役型」という分類に分けています。
いわゆる職場などで扱いにくいひとたちをタイプ別にしているのですが、タイプは5タイプあり、一番多いのが脇役になれず常に主役でないと機嫌が悪くなったり、否定したり、非協力的になるタイプの「自己主役型」。
これは自己主張とは違い、主役でないと気が済まないという幼い感覚が大人になってもコントロールできないタイプのことです。
脇役というと目立たないと思われがちですが
実は・・・・
脇役は周りから一番信頼を得ているのです。
職場見渡すと、必ず名脇役が存在しています。
そのひとのおかげで円滑に仕事が動いている。
そんな人は職場でも周りから信頼され、好感度も高い。
逆に主役でないと気が済まないタイプのひとに周りはいちいち教えたりもしません。
なので残念なことにいつまでたっても「わたしは主役」と信じて疑わず、周りが合わせてくれていることに気づかないのです。
また「自己主役型」には特徴があり
なんでも口を突っ込んで話をするのですが・・・。
誰かが他の人のことを褒めたりすると、「実はね」とそのひとを否定するような言葉を発したり、「わたしがやります」と言いながら出来なくなると、できない原因を自分ではなく誰かにするのが得意です。
自分以外にスポットがあたるのを嫌い、自分の非は認めたくない。
これでは主役とは言えませんよね(笑)
脇役ができる人は脇役ならではの立ち位置から全体を見る習慣ができています。
そして、どのように動けばいいのかを全体から見て判断できるのです。
時には目立たず黙って行動し、円滑油になることも多いでしょう。
しかし、その姿と行動をひとはちゃんと見ているものです。
仕事は主役にも脇役にも、光があたります。
脇役を大切にできるひとは、主役になっても周りへの配慮を忘れず丁寧に取組むことができる。
脇役になれる自分がいるか、確認を忘れずにいたいですね。