トラブルの原因の多くは「信用していたのに」という想いや
「期待はずれだった」という想いから生まれることが多いものです。
女性経営者に多いトラブルの要因のひとつに
ビジネスを友達感覚で進める、ということがあります。
知り合いの00さんが協力してくださることになったんです!
そんな風に嬉しそうに話してくださる女性経営者によくお会いします。
詳しく聞いてみて驚くのは
「なんてこった!!」と言いたくなるほどビジネスの視点がズレています。
なぜ私がそう思うのか。
それは4つの重要なポイントが不明確だからです。
1、お友達でも知り合いでもビジネスに協力してくださる以上、お金という報酬が必要
2、口約束、思いつき約束で紙面で条件等を残していない
3、協力=売上と勝手に期待して思い込んでいる
4、一緒にやりましょうと盛り上がっているが役割分担は不明確
これらは後々、必ずと言っていいほどトラブルの原因になっています。
そしてトラブルになって嫌な想いをして
「信頼していたのに」「こんな人だと思わなかった」など勝手に文句を言っているのです。
ビジネスは遊びではありませんから、「やろうやろう!」と趣味の域で友達や知り合いと取組むと、取り決まりが無いため不平や不満が蓄積されていきます。
そして不思議なことに、一度嫌な想いをしていても、また同じように相手を変えて趣味の延長戦のような「お友達・知り合い協力」を本気で信用して、裏切られたと言う経営者が多いのです。
わたしは、これらは相手が悪いのではなく経営者として自分自身のビジネス思考自体に問題があると言っています。
わたしがアナリストとして分析、指導させてただいている女性経営者にも過去、このような経験をされている方が多く集客や販売という話になるとすぐに「00さんに協力してもらうように話をしました」とか「00仲間に言って紹介してもらいます」というような話を真顔でされる方が多いのです。
同じことを繰り返すのですか?と質問すると
「あのときは00だったので」と相手を否定し、相手の問題だったと訴えてこられます。
しかしそこは自己責任。
あなたのそのお友達を頼る思考を変えない限りは同じことを繰り返して、また嫌な想いをしますよ、とお伝えしています。
このような女性経営者は誰とでも同じようなトラブルを繰り返しています。
それを繰り返すことで本気でビジネスに取組んでいる経営者たちは、その人の周りから去っていきます。
ビジネスはビジネス。
お友達やお知り合いであっても、そこは一線を引いてしっかりとビジネスの話をすることが信頼に繋がっていくものです。