ワークライフバランスの勘違い | チーム力+人間力を育む 組織人材育成コンサルタント 安澤輝香

チーム力+人間力を育む 組織人材育成コンサルタント 安澤輝香

京都・組織人材育成シーエスリレーション代表ブログ。

ちまたではワークライフバランスという言葉が多く使用されていますね。
このバランスは非常に大切なことだと思います。

しかし、大きな勘違いをしている人が多いのです。

ワークライフバランスを大事にしたい。という新人さん。
まぁ、確かに大事です。その通りです。

そこで
「ワークライフバランスってどういう意味?」と質問すると
多くはこう言うのです。

「仕事とプライベートを分ける」
「プライベート時間を大切にする」
「プライベートが充実してこそ仕事とのバランスが取れる」

これって、正しいと思いますか?
ビジネス書などで書かれているワークライフバランスの真意は
ワークとライフ、つまり仕事と人生がコインの表裏のように相反するようにバランスを取ろうと都合の良い勝手な解釈では書かれていません。

ワークライフバランスは自分の人生をよりよくするため、生活と仕事の両方を円滑にコントロールしよう」ということ。

プライベートが充実しないと仕事ができない???
そんなこと、会社で公言しているのは明らかにおかしい話しですよね。

自分勝手な解釈で仕事は仕事ですがプライベート時間は仕事したくありませんというなら、勤務時間内ですればいいのです。
それができず周りに迷惑をかけていて「ワークライフバランス」を勝手な解釈にしてしまっている。

一人前に仕事ができないのに、プライベートが充実しないと仕事ができないなどと言ってはいけません。

コントロールする力を持つには、仕事をいかにスピードよく円滑にするかどうか。そして今している仕事をしっかりとやることです。

ワークライフバランスは基礎力あってこそ自分でコントロールするもの。

がむしゃらに仕事に打ち込んでカラダと脳を鍛えることが新人のころにはある程度必要。それが基礎力となり色々な仕事にトライしてもコントロールできるようになるのです。

ワークライフバランスはプライベートの充実だけではない。
ましてプライベートが充実しなければ仕事ができない、なんておかしい。

使い間違っている言葉のひとつ。ワークライフバランス。
これは自己責任、自己管理という基礎力があってこそできるのです。