必死になってやっているのに「成果」に繋がらない。
そんな相談をよく受けます。
よいと言われたことや知り合いの経営者さんに教えてもらった方法等を素直に聞き入れ実践されているのに成果が出ない。
どうしてこんなに努力しているのに成果が出ないのか・・・と悩み
商品が良くないのか。営業がダメなのか。サービスが良くないのかと頭を抱えていらっしゃるケースは多いものです。
私自身、お聴きしていて「これだけ真剣にひたむきに真面目に頑張っていらっしゃるのに」と感じることすらあります。
しかしお話しを聴いていると間違った選択をされていることが多いのです。
①他社の成功事例をそのまま実践している
②やみくもに良いと言われたことを実践している
③販促にかける経費が多い
つまり計画性なく良い判断した情報を何でもしているということです。
成果を出すには、まず自社の分析が必要です。
①お客様層(購買ターゲット層)の分析
②エリアの分析
③商品の分析
これらを十分に分析してこそ「知恵」や「新しい知識」は活かされます。
他社で成功した事例は自社で結果が出るとは限りません。
模倣は素晴らしいことですが何でもやみくもにすることは
経費の無駄使いだけでなく何をやっても同じだと諦めのルーティンに陥ることすらあるのです。
得た情報を自社なりに見直し落とし込む。
①だれに
②いつ
③どこに
④なにを
⑤どのように
⑥いくらで
これは基本の4W2Hですが、それだけでは曖昧すぎます。
そこから3つのポイントに絞り込む。
①どのエリアに絞り込むのか
②どの商品を強化するのか
③どのようなお客様に提案するのか
この3つだけを具体的に数字や文字にしてみることです。
そして出した3つが本当にマーケットに合っているのかをもう一度考えてイメージすること。
すると自社ではこれは合わない。ここをこうすれば成果が出るなど具体策も改善策も決断もできます。
あれこれやり尽くすことは「行動の自己満足」です。
お客様の要望に疑問に悩みに応えることができるのか。
これが成果を出すために最も重要な判断基準です。
水源を掘り当てるには同じ穴を深く掘ることが最善です。
ここは出そうにないな、と周辺に穴をたくさん掘っていてはいつまでも水源にヒットすることはできません。
もしかするとあと少し掘っていれば水源にヒットするかもしれない。
それをあれこれ情報に左右されあちこち掘っていては労力と経費だけがかかってしまいます。
成果を出すにはしっかりと絞り込んで具体化し、それをやりきる。
これが大切ですね!!