前回、楽天の業績不振について述べた。


その要因の代表的なものとして、楽天のお客様である出展者を査定するというものを挙げた。


では楽天市場でものを購入する消費者の側に立っているか?というと、それもあやしい。


その代表的な事例が、出展者それぞれが設定する送料だ。


出展者の所在地と顧客の指定する送り先によって、別途、送料が変わるのだ。


一方のアマゾンは送料無料も多い。


当然のことだが、購入代金には送料や返品サービスも含まれる。


それを出展者任せにしているとしか思えない(最近は楽天市場を利用していないので、事実と異なっているかもしれない)のが、今も伸びているEC市場の中で低迷している要因の一つでもある。


楽天市場にとって、常に意識しなければならない出展者と消費者のどちらにも目がいっていないのでは、現状の業績も仕方がないのではないか。