男子バレーボールは、残念ながらリオのオリンピック出場を逃した。


石川祐希という若いエースが出てきたところで本当に残念だった。


ミュンヘンのオリンピックを知っている年齢の私にとって、テレビを見ながら複雑な気持ちが湧いてきた。


単なるスポーツと仕事を結びつけるな、というご批判を覚悟して書くと、以下のようになる。


ポーランド、イタリア、中国など、対戦国は、何処も身長がずば抜けて高い。


そして、その大きな身体で、速攻と言われるAクイック、Bクイック、さらにバックアタックを打ってくる。


ミュンヘンオリンピックを知っている年代の人は、ピンとくるだろう。


実は、速攻という技術は、ミュンヘンオリンピックの時は、日本が開発し、日本だけが使っていた。


当時の外国チームは、身長は高いがアタックはオープン攻撃のみ。


あとは、身長の高さを活かしたブロックのみで単調だった。


今は、日本人も背は高くなったが、外国チームほどではない。


そして、機敏な動きに大差がなくなって、相手も速攻をしてくる。


無理やり話しを結びつけているようだが、シャープの末路と変に一致する。


技術は、いずれ追いつかれるもの。


常に相手より前に進んでいるのは、もちろん、大差をつけていなければならない。


多少の差ならば、物量、国の大きさで逆転されると思って間違いがない。


その結果が、家電メーカーの現状を表していると思う。