個人飲食店は、どこも厳しい環境にさらされています。


大きな街道を車で走ると、どこも同じ道を走っているような錯覚になることがあります。


それは、どこでも見ることができる大手飲食チェーン店が並んでいるからです。


牛丼なら、すき家をはじめ、吉野家、松屋。


うどんなら、丸亀製麺をはじめとした讃岐うどんチェーン店。


中華なら、王将、大阪王将。


ハンバーガーなら、マクドナルド、ロッテリア。


コーヒーなら、スターバックス、最近は、名古屋からコメダが進出してきました。


すし屋なら、スシロー、かっぱ、くらといった具合です。


和食、居酒屋、焼肉、その他、あげたらキリがありません。


では、個人事業の飲食店は勝てないのでしょうか。


もちろん、美味しいというのは、飲食店なら当り前のことです。


規模や価格を狙っては、自分で自分の首を絞めてしまうので、戦略として取るべきではありません。


まずは、競争相手となる大手の弱みを研究することだが、それ以上に、店舗がある地域のお客様のニーズを徹底的に研究することです。


それは、アルバイト店長を採用しているような大手チェーン店ではできないことです。


そして、従来の飲食店の姿に固執しないことが重要です。


何をしたら、自分の店がある地域の見込み客が喜んでくれるのでしょうか。


それを考えることができなければ、廃業を考えるべきでしょう。