以前、ターゲティングの重要性を揚げました。


このターゲティングを間違えていれば、どんなに良い商品も売れないことは明らかです。


売れる営業とは、このターゲティング(販路開発)力を持った人材ですが、元々、その力がある人材は稀です。


ましてや、これからの営業、若い人に、すぐにそれを求めるというのは酷というものです。


最初は、会社の責任でターゲット先を明確にし、客先訪問による情報収集と上長同行で、訓練・育成していくことが大切です。


話は変わりますが、先日、新潟から北陸の石川、福井に出張しました。


自動車で移動していると、ふと気付いたことがありました。


なぜか、新潟ではセブンイレブンが、石川ではサークルKサンクスが、福井ではローソンが多いように思えました。


各社のホームページで調べてみると、そのとおりでした。


セブンイレブンが、新潟で370店舗、石川で58店舗、福井で35店舗。


一方、サークルKサンクスが、新潟101店舗、石川199店舗、福井63店舗。


ローソンは、新潟108店舗、石川91店舗、福井101店舗でした。


隣接した県なのに、「なぜ」と思いませんか。


ちなみに、県別人口は、新潟237万人、石川117万人、福井80万人という具合です。


私なりの考えは(たぶん当たっていると思いますが)、新潟県は関東圏の影響が強く、石川県は中部圏、福井県は関西圏に近いという理由から、それぞれ地場に強いコンビニが多く出店しているというものです。


では、人口比で見ると、セブンイレブンの新潟1店舗当り6400人、サークルkサンクス石川が5900人、ローソンの福井が7900人という見方もあります。


地域特性、地場産業、地縁、人脈というものも、形態が同じ場合、大きな要素になります。


そんな「なぜ」というアンテナが、ターゲティング力を育てるという一例です。


他にも、すき家に食事に入った福井では、メニューに「ぶた汁」がありませんでした。


純粋な疑問です。


「なぜ」でしょう。







ターゲティングが上手くいっていない中小企業様、ぜひ、ご相談下さい。