よく営業支援をしていると、あれ?と思うことがある。


その一つが、価格のつけ方だ。


一番多いのが、原価から設定しているケースだ。


中小企業の場合、大手企業に比べ設備の面で自動化が進んでいない。


また、大量仕入れが難しく、大手に比べ不利になりやすい。


だからといって、大手も同等商品があるのに、価格が高くても売れるだろうか。


当然、NOだ。


答えは、自分が買う立場になって、まず買う価格を設定することだ。


決して、原価から見て、利益を取りすぎだとしても低く設定しないこと。


そして、もし、その価格が原価を下回るにしても、それが現実だ。


その価格で事業が成り立たないなら、販売を諦めることである。


そう考えると、新商品開発の段階で、お客様が買う価格を設定してから、原価目標を立てなければならない。


では、お客様が買う価格をどうやって決めるのか。


その商品を、なぜ欲しいのか、を徹底的に考えること。


これから、どう市場(お客様の志向)が変化するか、を予測すること。


実はこれが、一番難しく一番大切なことだ。


そして、それを踏まえて、市場にある類似商品の売れ筋、もしくはこれから売れるだろう商品の価格を調査すること。


最後に、市場規模と自社規模から、売上(利益)見込みを立て、生産計画を立てることをオススメする。






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