21世紀になって、度重なる大手家電メーカーの不振から、多くの企業が、新分野への参入を考えているようだ。


中でも、少子高齢化、加速する人口減少をとらえて、医療分野への進出を考えている企業が多いとの記事を、何度か見た。


またゾロ、サラリーマン社長の横並び思考か、と思えた。


超高齢化社会に突入した日本では、医療、福祉で世界もうらやむ技術を駆使することも重要だ。


しかし、その方向性に多くの企業が向いているのは、ものが溢れて、欲しいものが見つからないという日本社会の「今」を反映しているのではないか。


生産性、革新性が感じられないというのが、素直な感想だ。


福祉、医療ロボットは、絶対に必要である。


また、三大疾患と言われる病で亡くなる人を減らさなければならない。


しかし、その根底には、超高齢化社会で、会社の業績を上げるための安易な選択をしているように思えてならない。


これまでも、何度も述べてきたが、この狭い日本に、自動車メーカーが何社あることか。


カメラメーカーは?


照明メーカーは?


一般的に知られていないが、造船メーカーでさえも十数社、日本には存在する。


そこには、何十、何百の協力工場、下請けが存在する。


今こそ、先進的技術に拘ることなく、生活様式を一変させる商品に目を向け、開発すべきではないか。


その生活様式を変えるという発想が、Apple、facebookの成功を生んだのではないか。


しかし、これも、いつまで持つか分からない。


永遠に続くという商品はない。


ここは一つ、全く発想を変えて、ドラえもんの「どこでもドア」から、ヒントを探してみても良いのではないか。