営業支援をしていると、つくづく会社名や会社の沿革が、商品の価値につながると感じている。


会社の沿革とは、その会社の成長記録である。


もっと言えば、会社イコール経営者の会社への思い、強みが伝わる。


前にも述べたが、例えば、ABC企画(以下架空会社名)という会社名では、何の会社か分からない。


健康を企画するアンチエージングの会社、ABC企画でも通じるし、


イベント、各種広告の会社、ABC企画でも通じる。


名前とはミスマッチかもしれないが、食品会社、ABC企画かもしれない。


だから、会社名だけでは何の会社か分からない。


中小企業の多くは、創業者の名前に由来か、創業時の思いで会社名を決めたと思うが、有名にならない限りは、同じである。


そこで、会社概要が必要になる。


何年創業で、何を事業としている会社か。


経営者は、どんな人で、どういう経験の持ち主か。


同様の事業を行う他社と、違う点はなにか。


そして、何を目指している会社なのか。


以上が、会社概要である。


上位3項目が沿革であり、最後の項目が経営理念(会社の思い)である。


本来は、会社名に全ての思いが込められれば、それに越したことがないが、それには無理があるし、最後の経営理念は、時代によって変化するため、その都度、会社名を変えなければならなくなる。


だから、この会社概要、沿革と経営理念(思い)を、あらゆる印刷物に載せるべきだ。


そして、プラス、ブランドを作成することをオススメする。


実は、上記のことは大手企業でも同じことが言える。


例えば、東芝の社名の由来は、東京芝浦電機工業だったように記憶している(間違っていたら、ご容赦願いたい)。


当然、東芝の社名だけでは、知らない人間から見れば、何の会社か、何を強みにしている会社か分からないはずだ。


今は、電機に限らず、プラントなど広く事業を広げている。


また、近年入社の社員でも、東芝という会社が、何を目指している会社か分からないはずだ。


そこで、ブランドが役に立つ。


東芝のブランド名は、「Leading Innovation」である。


革新(新しいこと、新しい技術など)を引っ張る、か、先頭に立つ、という意味だろう。


私見だが、このブランドには、電機という分野に限らない、という意味も込められているように思われる。


また、独自にブランドを作らなくても、今ある地域ブランドを会社の前につけることも方法だ。


京都の銘菓、高山のカラクリ、美濃の和紙、岐阜県関の鍛冶職人など、数え上げればきりがない。


以上のように、お客様だけでなく、自社の社員に何の会社(何を目指す会社)か、覚えてもらうことを重視すべきだ。


結構、これを軽視している中小の企業が多いのが残念だ。











新商品展開、販路開発、営業戦略についてのご相談は、お気軽にどうぞ。