攻撃こそ、最大の防御、という言葉は、誰しも知っているだろう。


その言葉を実践している代表的な企業が、Appleとサムスンだ。


Appleについては、前回 述べた。


サムスンについても、以前に、述べたが、ここでもう一度述べてみよう。


意外と知られていないが、現在、世界で一番売れている携帯電話機端末のメーカーでもある。


ガラパゴス化によって、日本の携帯電話機端末メーカーは、軒並み、世界市場からはじき出され、国内全メーカーを合わせても、世界市場シェアの数パーセントしかない。


多くは、その事業から撤退しているのが実情だ。


その中で、14年間世界市場のNO.1だったノキアから、今年、首位の座を奪ったのが、サムスンだ。


今では、日本でも、スマホの多くの機種で、サムスン製が売られている。


液晶テレビ、半導体も、今では世界シェア一番がサムスン製だ。


どれも、一時、日本が世界の50%を越えるシェアを誇った製品群だ。


そして、液晶に替わる有機ELでは、すでにサムスン、LGの韓国勢がダントツの開発力を誇っている。


違いは何か。


それが、設備投資という攻撃だ。


液晶テレビについては、さすがのサムスンも、今期は赤字事業に陥った。


なのに、サムスンディスプレイとして分社し、さらに設備投資をして、量的優位を磐石なものにするという。


かたや、日本は、ソニーをはじめ、パナソニック、シャープが、工場の縮小、リストラを加速している。


要するに、防御だ。


この結果は、火を見るより明らかで、サムスンとの差がさらに開いていくことになるだろう。


そして、スマホのように、品質に大差がないことに気付いた日本国内の消費者が、サムスン製を購入することで、日本市場で守られてきた日本メーカーが、やがて事業そのものから撤退するときが来るだろう。


それは、すでにパソコンで起こっている。


パーソナルパソコンで一時期、国内シェア一番のNECだ。


携帯電話と同じようにガラパゴス化によって、日本市場の中で守りに入っているうちに、DELL、レノボなどに、シェアを奪われ、どんどんシェアを下げてしまった。


そして、今は、NECのパソコン事業がレノボ傘下に組み入れられている。


洗濯機、冷蔵庫においても、三洋の白物家電を買収した今や世界ナンバーワンの中国のハイアールが、いよいよ本格的に日本市場に進出してくる。


いずれ、同じことが起こるだろう。


なにか、大きな難しいことを言っているように思われているかもしれない。


しかし、中小企業の営業でも同じことが言えるはずだ。


認知度のない中小企業が、いくら良い商品を持っていても、市場に知らせることが出来ていなければ、業績を上げることが出来ない。


また、近い将来、伸びる業績にあわせた生産計画を持たなければ、市場のコスト要求についていけない。


売れてから、注文をもらってから生産するでは、今の時代に間に合わない。


逆に言えば、生産能力がないから、広く市場に知らせることが出来ない、になりかねない。


それでは、事業拡大どころか、事業縮小になるのも、分かる気がする。
















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